マンガ好きが選ぶ読書記録&新刊通知サービス
作品数:3
3.89
1809
発刊: 2016.02.09 ~
完結・全2巻
新刊通知
外見は20代の女性ながら、398年も生き続けている不老不死のすず。彼女の日課は、同居している19歳の青年・サクに自殺を手伝わせること。サクは死んだはずのすずが目を覚ますたびに、すずと一緒に生きていきたいと懇願するが、辛い記憶を背負った彼女は、ある日確実に死ぬ方法を思いつく―――。注目の新鋭作家が綴る、死にたくなるほどすれ違い想い続ける永遠の愛の物語。
2020-5-12 2巻も読みたいなあ
3.37
445
発刊: 2018.05.09 ~
かつて「人族」のユエには、鬼と蔑まされる種族「角族」のジャオという親友がいた。幼いころ誓った「空を一緒に飛ぼう」という夢を叶えるためユエは10年ぶりにジャオと再会する。だが、彼は人間の奴隷として過酷な労働を強いられていた。二人は憎悪が渦巻く種族間の軋轢に巻き込まれていく――前作『兎が二匹』で「このマンガがすごい!2017 オトコ編 第9位(宝島社)」を受賞した実力派作家 山うたが描く、苦しくて切ない友情の物語!
3.17
(3件)
発刊: 2022.06.30 ~
既刊5巻
殺す少年が背負った罪と罰ーーー愛と死の物語20XX年、死者の蘇生技術が発見される。しかし蘇生した者の一部が狂暴化することや倫理的問題から国際的に禁忌とされた。蘇生した人間は「よみがえり」と呼ばれ、行政から駆除命令が下される。朝井おん(11)は、バディの影山ひなた(12)と共に何の疑問も持つことなく残忍なよみがえり駆除の任務を請け負っていたが、ある時......!!? 電子版限定特典として描き下ろしイラスト1枚+1Pマンガ付き!
nu
4.1
不老不死。BUMPのeverlasting lie的なものを感じた。
兎が二匹
レビュー(53)件
かんじ
3.8
イイネ。
うにたべたい
3.9
元はネットに無料公開している漫画が連載化された作品。本作の1話目にあたる話が現在も公開されているので、レビューとか読む前にそっちを読んだ方が手っ取り早いのではと、思わないでもない。なお、公開されている1話目だけでも話は完結していますが、結構後味が悪い感じで終わります。まぁコミックスがハッピーエンドかというとそれは意見が分かれるところではあるのでしょうけども、少なくとも公開されている話では悲しいだけの終わり方になっているので、読んで気になった方はコミックスを読むと少しは救われた気分になると思います。毎日自殺の手伝いをすることを条件に同棲している、死ねない肉体を持った398歳の女性(見た目は20歳前後)「稲葉すず」と、19歳の男の子「宇佐見咲朗」が主人公。泣きながらすずを絞殺する咲朗のショッキングなシーンから始まるので、猟奇的な話かと思ったらそうでもなく、切ない悲しい話でした。1話目で話のアウトラインが語られ、2話目以降でそこに至る経緯が述べられるスタイルです。そして、公開されている話の先が語られ、ラストは読者におまかせする終わり方になっています。どうしようもなく悲しみで終わるよりは希望をもたせるような終わり方となるので、コミックスも読むことをおすすめします。一点、本作にはすずを長年研究していたという「間戸」という研究者が登場し、彼は物語上かなり重要な情報を持つ人物なのですが、どうしても本作では浮いているように感じました。見た目が若すぎるためか、研究がすごい割には研究所の規模がしょぼいためか、この科学者だけはチープさを感じて、今までの切ないストーリーに中学二年生的成分が投与されたような気がしました。私的には、この科学者はキャラクター立てされていないほうが良かったと思いました。独特の雰囲気、間を感じさせる作品です。キャッチーとは言えず、わかりやすい絵やストーリーが好きな方には受けない内容と思います。が、ハマれば、悲しさで死んでしまう弱い二匹の生き物に生きる希望を与えた、いつまでも、いつまでもいつまでも続くストーリーに惹き込まれることと思います。
せふぁ
5.0
不老不死・死ねない身体。398歳だが外見は20歳の主人公すずと、ネグレクトにより棄てられた9歳の男の子サクの純愛漫画。すずは生き倒れている幼いサクを拾い、食事を与え、世話をする。やがて思春期を迎えたサクはすずに好意を寄せ、同棲、結婚を夢に見る。しかし、同棲の条件は毎日すずの自殺幇助をすることだった。絶対に死ねない身体、永遠を生きることを強制された人間と、寿命がある普通の人間。テーマとしてはありきたりだけど、1話の導入からインパクトが強くて、感情移入して泣きながら最後まで読んでしまった。自分だけが生き長らえる世界。親しい人も嫌いな人も街も世界も、皆全部が過去になる。その絶望の深さが、すずの口から漏れてきます。お涙頂戴系は醒めるタチなんだけど、なぜか涙が止まらなかった。変にドラマチックなストーリーでもなく、際立って綺麗な作画でもなく、むしろ素朴で地味。そこがかえってツボを刺激したんだと思う。タイトルの『兎が二匹』が本当に切ない。これは凄い漫画。紙でも買いたいと思います。
sw.
4.2
daa
3.0
ふかえり
3.5
さく
tatsuyaotaku
4.7
八咫烏
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