上村一夫

30円で「松乃屋」に売られてきた十三歳のつる。“仕込っ子（芸者見習い）”として、朝は掃除、洗濯、使い走りに追われ、夜は姐さん芸者のあとを三味線を運んだり、泊まるときの着替えを届けたりしながら一人前の芸者をめざす。

以下の16話が収録されています。 (1/チューイン・ガム) (2/先生) (3/鬼灯-ほおずき) (4/秘密) (5/ドブロクの唄) (6/花ざかりの森) (7/帰郷) (8/人殺し) (9/あかぎれ) (10/怪人黒マント) (11/椿村から) (12/名残りの春) (13/女の肌) (14/DDT) (15/多数決) (16/問題児) (巻末-随想 阿久悠)　以上です。