大西 巷一(おおにし こういち、1973年 - )は、日本の漫画家。北海道出身、石川県金沢市在住。北海道大学文学部卒業、同大学大学院文学部西洋史学科休学。1997年、「豚王」で「講談社アフタヌーン四季賞」を受賞し、デビュー。以降、三国志や歴史を題材とした漫画を執筆している。甲冑を着て競技用ポールウェポンなどで戦う日本アーマードバトル・リーグを運営するキャッスル・ティンタジェルの会員であり、イメージキャラクターを手掛けている。また、2016年には『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』が日本アーマードバトル・リーグのスポンサーとして契約を交わしている。
中世歴史戦記の名作「乙女戦争」外伝、いよいよ始動!!この「外伝I」は本編の前日譚。フス戦争勃発直前のプラハを舞台に、薄幸の乙女の戦いを描きます。1419年、ボヘミア王国の首都プラハでは権威的なカトリック教会とその腐敗に憤るフス派の対立が高まっていた。歴戦の傭兵隊長ヤン・ジシュカは、戦争が近いことを嗅ぎ取り、まったく新たな戦術を編み出そうとしていた。そんな頃、プラハに暮らす庶民の娘ヴィクトルカは、フス派の父が死罪となり、続く母の死去によって天涯孤独となる。彼女に思いを寄せる青年アントンは手を差し伸べようとするが、不器用で、自分の思いを口にすることができない。進退窮まったヴィクトルカはついに娼婦となる。絶望する彼女の前に、市庁舎の窓から放り投げられたカトリック司祭が落ちてくる。負傷した司祭が助けを求めると、彼女は衝動的に彼を殺害するのだった…!(なお、続く「外伝II」は後日談となります。乞うご期待!)