夏目 義徳

現世で罪を犯し地獄へ送られたものの300年の間抵抗を続けた男、統兵衛。人のぬくもりを知らず、ただ生き延びることだけをシンプルなルールとして生きたこの少年は、地獄の首魁・エマとひとつの取引をする。罪を狩ることのできる木刀・咎狩を用いて、108日の間に108の罪を狩ること。トガリと呼ばれるこの試練をこなせばあらたな生を与えられるというのだ。悪を以って悪を討つ統兵衛の300年ぶりの人間界現世での生がはじまる。その先にあるのは悪滲む暗き闇か、それとも……。

108日で108の罪を狩らなければならない男、統兵衛。彼の手に渡されたのは、咎を喰らい罪を狩ることのできる刀、“咎狩”。自身罪人として地獄で裁かれていた統兵衛だが、幾多の戦いを通じて、それまでの悪を認める考えに変化が起こる。現世で統兵衛が狩ることのできる罪はあと１つ。統兵衛最期の一日が始まる。

「リア充は敵だ! オタクは訓練された敵だ!」まわりのすべてに距離を置いて日々を過ごす中学生ユージ。現実を諦め、二次元美少女に安らぎを求め、彼の日常は地味だけど平穏だった。アイツが来るまでは…。押しかけ家来、桃池三焦の登場でユージの日常は一変する! 友達も彼女もいないけど穏やかな日々が、ユージを狙う刺客がいっぱい!な激しい日々に! ユージは、二次元美少女にハマれる日常を取り戻せるのか!?

アメリカに会津の町をつくる明治元年、白虎隊隊士・白石鶴之助は、その優れた砲術の才を発揮できぬまま会津藩が降伏。慚愧の念に苛まれる中、恩師ヘンリー・シュネルと出会い、一緒にアメリカで会津の町をつくる事を提案される。白虎隊隊士・安藤英虎、そして少女・おけいらと共に日本を旅立つ鶴之助。激動の時代に夢を見た若者たちの壮大な物語が幕を開ける…!!