ARUKU

高校時代、皆の人気者・天花寺（てんかじ）に密かに憧れていた五映（ごえい）。落ち込んでいる時も優しく接してくれる彼に淡い恋心を抱き始めた矢先、天花寺は級友たちの前で五映を「ゲイだ」とアウティングする。結果、校内で孤立し心に傷を負った五映は誰にも心を開かないまま日々を送り、この先も一人で死んでゆくつもりだった。卒業から20年。ジャーナリストとなった天花寺が五映の前に現れる。「謝罪する」「彼氏にしてくれ」と五映に迫り甘やかしてくれる天花寺の本当の目的は？

雨傘で凌げないほどの恋

金の絵筆に銀のパレット

今日、俺は出会い系の男に会う──。結婚を控えた真面目な会社員・詩彦（うたひこ）は、遊び人の同僚から同性限定の出会い系アプリを勧められる。可愛い動物のアバター、牧歌的で箱庭ゲームのようなアプリの世界観に「出会い系」の先入観を覆された詩彦は、そこで自分を理解してくれる「ミャオ君」と仲良くなった。現実でもミャオ君と会うことになった詩彦はその日のうちに彼に抱かれそうになり……？　本名すら知らない男との恋が、婚約者や両親のしがらみを捨てきれない詩彦の人生を確実に変えていく。

百年でただ一度だけ恋した

ブラック企業に勤める夕日坂見晴（ゆうひざかみはる）はある日、自宅アパートのドア前に小型カメラが仕込まれているのに気づく。心当たりもなく気に留めずにいたが、やがて会社は倒産、見晴は再就職のあてもなく絶望するしかなかった。そして気づいたときには見知らぬ浴室に監禁されていた。狂気じみた愛情を注いでくる監禁犯「マナト君」は過去に見晴と会ったことがあるというが!?　15平米足らずの古びたバスルームで繰り広げられる濃密な愛憎劇

発熱バスルーム

人類の大半が死に絶えた終末後の世界。仕立て屋の羽繕（はづくろ）は学生時代から密かに想いを寄せていた護堂（ごどう）が目の前で息を引き取るのを見ているしかなかった。悪魔のような容貌の男から与えられた「魔法のミシン」で実物と寸分たがわぬ護堂の人型「ゴドー」を縫い上げたところ、それは生き生きと動き出し羽繕に懐いてくる。だがどうやら人間の魂のようなものはないらしい。死人を生き返らせる禁忌を犯した羽繕に、悪魔のような男は、この新しい世界には縫われるべきものが待っている、ゴドーの「たましい」を探す旅に出よと送り出すのだった。針と糸だけで世界を渡る羽繕とゴドーの未来は……？

昨日、君が死んだ。

他人に触れられると身体に激痛が走る奇病のため、温もりを知らぬまま孤独を生きてきた会社員の織部。薬や通院の甲斐もなく、藁にも縋る思いで毒物研究をしている准教授・鰐淵をたずねるが、なぜか鰐淵に触れられると痛みを感じない。初めて他人に触れられた織部は恋に落ちてしまうが？

毒王は棘姫を寵愛する

「君の処女を30万で買ってあげるよ」その一言から狂おしい恋と残酷な復讐劇は幕を開けた――。寂れた地方都市でつましく暮らす作業員の奏。東京から赴任してきたエリート所長の凍月。対照的な二人の男が出会い、脅し脅されるうちに心と身体が深く絡み合ってゆく。２ヵ月後、奏が意識不明の重体で発見されるまで……。ドクズ男と無垢男、本当の愛を知るのはどっち？　電子限定おまけ付き!!

嫌い、大嫌い、愛してる。

雪居ゆき

『暗くてダサい図書館司書を騙して、エロい写真が撮れれば200万円』会社員の裏稼業として「別れさせ屋」をしている柏原は、おいしい条件にうっかり乗せられ、ターゲットである朽葉を騙そうと近づくことに。だがあまりにもまっすぐで純真な様子に、しまっていた良心がうずき出す。しかも眼鏡を外した朽葉はおそろしい程の魔性で…!?あっという間に落ちた本気の恋。心を暴こうとどんなに焦っても、軽やかに逃げていく朽葉の正体とは一体…？電子限定描き下ろしカラー特典も収録。

こんな悲しい恋をするはずじゃなかった

自分以外の人間の顔がただの点と線にしか見えない雪村。だが、新しく寮の同室となった紫ノ宮の顔はなぜか判別できたことに驚く。学校では怪しげな魔物が蠢き生徒が何人か消えたが教師も同級生も見て見ぬふり。訝しむ雪村に、紫ノ宮は「お前を守る騎士になる」と宣言するのだが!?　ストーリーテラーARUKUがお贈りする甘い呪いにも似た長い長い恋の物語。

スクールナイト

周囲に馬鹿にされながらもツチノコ探しをやめない同級生とのひと夏の体験「アンダースタンド」　再会した初恋の人が、月が満ちてゆくにつれ人間ではなくなってゆく「フィッシュスケール」　世間から隔離された汚染地を監視する守り人が、孤独の中で得た歪で純粋な恋人「マイガール」ほか、稀代のストーリーテラーが贈る、煌めく７つの作品集。魂に爪跡を残すような濃密な感動をお届けします！

キラキラセブン

虹色村のチロリ

明日のパン代すらおぼつかないほど貧しい画家がいた。売れない絵でも描き続けられることが幸福だった。そんな彼がある日出逢った音楽家は、若くして成功し地位も名誉も金も持っていたが恐ろしく孤独だった。透明に輝く画家の魂に触れるうちに頑なな心が解け始めて…。ARUKU渾身の傑作選集。

画家と音楽家

「先生、あの小説を書きました？」ある日、偶然手に取った小説「黒猫の庭」。そこには、自分と思しき主人公と男やもめのいかがわしき情交が赤裸々に綴られていた。助教授・英にそのことを訊ねたのをきっかけに、激しい情事が徐々に現実のものとなっていく…！　話題の気鋭が放つ純潔と官能が交差する短編集。単行本描き下ろしあり。

黒猫亭雑記帳

ハスネサイコロジー

蘇芳は他人に対して恋愛感情も性的欲求も抱けない「無性愛者」。特に不自由も感じず仕事一筋で生きてきたが、学生時代に振ったはずの日夏が部下として着任、蘇芳への愛情をストレートにぶつけてくる日々が始まって……？　連日連夜、部下に迫られる上司に恋の目覚めはあるか!?

無恋愛紳士

コウキ。

6月24日15：43――「俺と君は恋に落ちる運命なんだよ」　人気旅行ライターの雨森は初対面の由比にいきなりそう告げる。暗い少年時代、由比との幸せな予知夢だけが心の支えだったと。だからって雨森の予知能力なんて信じてないし、雨森と恋なんてしない。そう言い聞かせる由比だけど、予知通りにキスをしてしまい……!?　運命の恋、予知夢の謎、由比の過去、雨森だけが知る未来。“悲しい未来が待ち受けてるとしても、ただもう恋に落ちるしかなかった”

君の夢を見ている

恋に落ちる花

ほんとは好きだ

明日屋商い繁盛

2024年6月24日：本日発売のコミック新刊

【6月24日付】本日発売の単行本リスト

【8月24日付】本日発売の単行本リスト

私には全く合わなかった。
人の動きがちょっと不自然に見えるのはまあいいとして、ストーリーが謎すぎる。
学校や謎の生き物が何かの伏線なのかと思ったけど、ただそういう世界観なだけで何かのメタファーとかじゃなかったのか。
壮大だけど、ちょっと読むのしんどく感じた。
電子画像 描写無し

2014年の作品。カトリックの全寮制男子校という、閉鎖空間の話。
なので、今(2023年)に読むと価値観が古いんだけど、でも2014年ってこんなだったか？閉鎖空間で外界に対してアップデートが遅れてたとしてもなー。1980年代の設定とかじゃないと納得できない価値観な気がした。いや、80年代の状況知らんけど。
罰則の鞭打ち、ゲイフォビア、親無しの子への当たりの強さ等々。
てか、最後の変わりようは何⁉︎
電子画像 白抜き

ARUKU

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