舞台は「街」「畑」「森」の三層からなる「世界」。殺し屋の青年「よるくも」は最下層「森」生まれ育った。ある日、よるくもは「畑」の飯屋の働き者の娘キヨコと出会い、飯の面倒を見てもらうことになる…。
海辺の田舎町。子供からオトナまで、この町の女みんなに好意を持たれている、金正便利店の金正ミチオ。ある日、彼は町をふらっと出ていってしまう――結婚したばかりの“ありごけ”を残して。「あの人の大切なもんは、私が守る」 ……大大大好きな旦那さんに代わり依頼を受けるありごけだが、旦那が好きすぎて会話かみあわない上、記憶喪失で日常生活すらままならなず依頼者は困惑するばかり。しかし一途でまっすぐなありごけの姿に、町の人々は次第に心をひらいてゆき…? 人間の不安と侮蔑をぶっとばす・旦那絶対主義ヒロイン、便利屋稼業!