喫茶店で占い師として働く鷺沼悠真は、サファイと名乗るアラブ風の衣装をまとった美貌の男に声をかけられる。
サファイは、中東の専制君主の国―ムクタディル王国の王位継承者。
未来を視通す力を持つラスールの末裔である悠真を、捜しに来たのだと言う。
覚えのない悠真は必死に抵抗するが、半ば強引に連れ去られてしまう。
そして、神の幸いをその身に宿すラスールは、聖娼として千日、抱かれるのが役目だと言われ、サファイのとろけるような愛撫に悠真は翻弄されてしまい…。
灼熱の大地で燃え上がるドラマティック・ラブ。
(http://www.chil-chil.net の小説版から引用)