大野 潤子(おおの じゅんこ、1964年11月3日 - )は、日本の漫画家。女性。神奈川県出身。神奈川県鎌倉市在住。血液型はA型。1985年、『別冊少女コミック』(小学館)に掲載された「11月は春の国へ」でデビュー。以後、主に『ベツコミ』『デラックスベツコミ』を中心に活躍。代表作は「空の風景」。『凛花』(小学館)誌上において「トウカ草子」を連載中(2010年4月現在)。連載作品の多くが1話読み切りのストーリーであることが特徴。1999年、子宮体ガンであることがわかり全摘手術を受ける。2004年に再発するが、治療を続けながら執筆を続けた。
サッカー少女、明日果麗子(あすかれいこ)。選手として、活躍することを期待された矢先、交通事故に遭い… 表題作他、一編収録。
現在高校2年生の亜月の家は、創業300年を誇る老舗の和菓子屋さん。しかし、最近お店は少々さびれぎみで、さらに父親もギックリ腰で寝込んでしまった。伝統の味と看板を守るために、父親が探してきたムコ養子は、知り合いの三男坊。腕は良いのだが亜月とは歳が24もはなれたハゲ男。あきれ果てた亜月は、自分のムコ養子を自分で探すハメになってしまった。亜月の理想は、背が高くて、顔が良くて、頼りになって… と、高かった。そんな人はいるはずないと思っていたが、90%は満たしている氷取沢(ひとりざわ)という人物を紹介された亜月。でも、実は同じクラスの小倉に片思い中で…!? ●収録作品 ボタモチを探して!/私がラッコになる日まで
鈴はアナウンサー志望の専門学校生。ある日、通学途中に自転車で耳が聴こえない涼とぶつかってしまう。知らなかったこととはいえ、自分が悪いことには変わりがない。そう思ってきちんと謝ることにした鈴は、ぶつかった場所で待ち伏せてなんとか謝ることができた。それから2人は、何度か筆話でコミュニケーションを取るようになった。そうするうちに、鈴と涼はお互いにに惹かれていった。しかし涼の兄・秀一は2人の仲に反対だった。ある日、鈴は秀一に呼びだされて「涼にはもう会わないでほしい」と言われてしまい… !? ●収録作品 プリズムの声/プリズムの声 2nd VOICE/プリズムの声 3rd VOICE/タイヤキの君と私
国立競技場を目指すサッカー少年たちのみずみずしい青春を描いた名作「しずくの風景」など、叙情的な物語を描き、独特の「オーノワールド」を築いてきたベテラン漫画家・大野潤子。前作「トウカ草紙」から、2年半ぶりの新刊が、待望の登場!! 鎌倉を舞台にして繰り広げられる、せつない願いと真摯な生が作り出す奇跡の物語たち…。この夏、人気オムニバス連作シリーズ「鎌倉逢魔が刻」で、たっぷり「オーノワールド」を味わってください。<作品紹介>「車窓より」…突然の死で、江ノ電の運転士になる夢を断たれた透。姿かたちを変えて、生者の世界に戻る猶予を与えられて…? そのほか、鎌倉彫り、鶴岡八幡宮、鎌倉に数多くある井戸…などをモチーフにした「彼女の横顔」、「祈りと願い」、「星見の井戸」の3編を収録。