クラスで酷いイジメに遭っていた中学3年生の藤沢彩菜は、ある決意をする。「クラスメイト全員に同じ地獄の苦しみを味わわせてやる」――見え隠れするイジメの首謀者。黒幕は親友なのか、それとも……全員狩るまで終わらない――28人のクラスメイトへの命がけの復讐が始まった。
メモ:202212 『復讐の教科書』に高評価をつけたからか、 おすすめに挙がったので読んでみました いじめられっ子による復讐劇ですが、 実行犯だけでなく傍観者も含むクラス全体がターゲット。 序盤は学校に来たくなくなる社会的制裁から 罪をなすりつけてヤンキーにボコらせる物理的なものまで 主人公がバリエーション豊かにストレス解消をしていて それなりに楽しめました。 人死にが起き始めた辺りから 命のやり取りへのこだわりが強くなって 派手だが手法がワンパターン化してしまったように感じます 助けたかったが助けられなかった… といった言い訳をするキャラが非常に多く、 主人公が本当に嫌われてたのか、被害妄想なのかといった 作品の目的がぶれる表現も見られました そして合間合間に雑に見られる性暴力… 見るに耐えなかったです 最終的な黒幕も具体的にはほとんど何もしておらず 「主人公を一番嫌ってたのは自分だ」とアピールしただけ 実行犯たちのほうが魅力的でした ケータイ小説のノリで中高生のストレスをぶちまけただけの 幼稚な原作だなぁ、という印象です
by はてぃ (181)