つばな

3巻まで読みました

つばな先生のアイドルモノついに読めると思ったら当然のように変な設定すぎる！どう転がるか期待。

つばな先生の描くスクールアイドル物。
告白して消滅した男子達を復活させる為という世界観に即した独特な動機が面白い。
可愛らしい絵柄でほんのりえぐい事をする作風が好きなので今後も期待。
場面の切り替え方も可愛くて好き。

一言感想「かわいらしい絵柄の楳図かずお」

SF×ホラー×百合×哲学
夢が現実だったら、なんて事を大真面目に描いた秀作。

嬉しいことがあった時「夢のようだ」って表現したり、展望を語る時「将来の夢」って表現をよく使う。
明晰夢に憧れる人が多いように、夢ってどこかキラキラしていてプラスなイメージがある。
しかしその反面「悪夢」という言葉も存在感を放っている。
嫌なことがあると「夢なら覚めてくれ」とも言われるように、必ずしもポジティブな言葉な訳ではない。
惑星クローゼットは、そんな悪夢が現実で、しかも侵食してくるという恐怖を描いていた。

同時に罪悪感というテーマが追いかけてきて、可愛い絵柄が嘘のような悍ましさと不安に襲われた。
四巻と短い巻数でありながら、見ごたえは充分にあり、考察のしがいのある終わり方も良き。

ゆるふわ寄生獣