原悠衣

本編『きんいろモザイク』から読んでいれば、満点評価でしょう。
忍やアリスをはじめとしたキャラクターの高校卒業後。
日本とイギリス、離れているからこそより伝わる友情と愛情。
細かいことは気にせずに、相手を思いやる心さえあれば縁はずっと続いていく。
本当に素晴らしい作品でした！

ストーリー4コマ。

日本大好きなイギリス少女。この設定に私のハートは撃ち抜かれてしまいました。
イギリス少女にかんざしと唐傘を加えるなんて天才ですか！原悠衣先生！

物語はなんでもない日常を描いた作品ですが、外国人との交流という非日常的なアクセントを入れてほほえましく、可愛らしく仕上げた作品です。高校生活3年間が描かれて、みんながそれぞれ成長していきます。全巻を読んで原悠衣先生がキャラクター1人1人皆を愛してるのが伝わってきました。先生自身も優しいお人柄なのだと思います。

卒業のタイミングで完結してしまうのは本当に残念ですが、アリスたちとはまた会えるようなそんな気持ちです。連載終了後に気が向いたときにでも、イラストを描いてもらいたい思いです。

最後に…忍の成長が1番びっくりしています。ドラえもんで成長したのび太のようです。

11巻のイギリス旅行シーンはほのぼのとした雰囲気も楽しめつつ、今まで海外に行ったことのない私もこの目で景色を見たくなるような、そんな気持ちになりました。
そして最終話の、『第1話』をどこか彷彿させるような雰囲気、そしてタイトルに込めた意味がどことなく伝わってくる所は非常に印象に残りました。
約10年に渡るシノ達のきんいろに輝く日常も高校卒業と共に完結…。最後まで無事に描ききって下さった原先生には感謝しかありません。連載お疲れ様でした。
この作品に出会えて良かったです。

イギリスから来た日本好きの留学生少女のアリスを中心に、たまらなく可愛い日常が展開されます。基本みんな思いやりや気遣いに溢れているけど、忍や綾なんかは時たま無自覚に毒を吐く事もあり、そのギャップも含めて最高に楽しめる作品です。きんいろモザイクは普段の生活では味わえないような爽快感を感じさせてくれます。

切れ味鋭い笑いと微笑ましさの中に、確かな友情を感じることができる作品です。

日本の高校生・大宮忍の通う学校に、中学生の頃ホームステイした家の子である
アリス・カータレットが転校してくる所から物語は始まります。

いわゆる日常系の作品ではありますが、日常の中でも忍達の関係は緩やかに変化しますし、
彼女達の成長も多く描かれています。

しかしそこには誰かと誰かが疎遠になるとか、そういった事はなく、
高校入学の時は3人だった忍達の交友関係は7人に広がり、
友情が深まる事で登場した頃は見せなかったような表情を皆が表すようになってきます。
特に後半の巻になる程どの子も表情豊かになって、とても読んでいて楽しいです。

どんな人にもお勧め出来る作品です。

きんいろモザイクを構成する大まか要素は　
1可愛い　2優しい　3元気いっぱい　　4ちょっぴり辛辣　5金髪！
シンプルだけど、各話バラエティに富んでいて意外と奥が深い。それぞれのキャラクター目線で見れば、一つの話にもたくさんの新しい発見があり、何回読んでも楽しめる！特に陽子ちゃんは、喜怒哀楽の分かりやすさが可愛らしく人間クサくてとても良き

一度読めば、シノやアリスのドタバタしながらも輝く日常に魅了され、たちまち心が幸せで満ちる事間違いなし！
最後はみんなの卒業、そしてそれぞれが目標に進んでいくという大円団で幕を閉じたものの、綾の陽子に対する想いはいつか必ず実を結ぶと信じてます！！

かつてイギリスにホームステイしていた主人公の大宮忍のもとに、ホームステイ先で出会った少女のアリスが今度は日本にやってきて、忍が通う学校に編入することになった事から始まるストーリー。

主に５人の主要キャラを中心となった日常系のほのぼのするお話が詰まった作品です。
留学生も含まれている事から文化の違いなども題材になっているところも特徴ですね。
基本は４コマ方式で描かれていますが、１コマ１コマのキャラクターの表情がすごくハッキリと描かれているので楽しく、またテンポ良く読み進められるところが読んでいて楽しいです。

ちゃんと時間の変化もあり、例えば進級やクラス分けといった変化もあり、それによってまた違った組み合わせのお話が出てきたり、悲喜こもごもを含めた忍たち高校生活が描かれているので、作品を通して読み進めていくとそれぞれのキャラクターの成長も見ていけるところも面白い点かなと思います。