ちいこは本当に可愛い。
だからとても怖い。
もし自分の夫がちいこになったらと想像すると、悲しくて恐ろしい気持ちになる。
でもそれは、夫との関係が良好だからそう思えているけど、この先夫に何かが起きて一緒にいるのが煩わしくなってしまったとして、そんな時にちいこになってしまったら自分はどう思うんだろう。
喜んでしまうかもしれない。
それがまた怖い。
ちいこになっても人間の頃の記憶があるかのような仕草を見せる。
それもまた愛くるしいようで、切なく、恐ろしくなる。
ちいこ化は何かのメタファーなのか?とも思ったけど、自分では結局ピンとくるものはなかった。
すごく感情を刺激されるので、繰り返し読んで、もう少し掘り下げたい1冊。