春場ねぎさんの作品の書影

春場ねぎ

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作品数:13

はむ③.さん、他2人がファンになりました
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1,430

4.6

14巻まで読みました

最初は結婚式で、新郎の「上杉風太郎」が控え室で微睡み、過去を思い返すシーンから始まります。
以降、貧乏生活を送るが成績は非常に良い高校生上杉風太郎と、富豪の5つ子の娘たちのおりなすラブコメディが展開されます。

風太郎は高額の報酬と引き換えにその5人の家庭教師を引き受けるのですが、その5人が5科目中4科目は30点のボーダーもクリアできないおバカ娘達な上、勉強の意欲が希薄で勝手な行動をするため、風太郎は頭を抱えます。
が、少しづつ打ち解け合い、絆が深まっていく
、一方で異性として意識するものも現れ始めるというストーリー。

長女の「一花」はショートヘアでお姉さん気質。小悪魔系だが腹黒い面もあり、目的のために手段を選ばない。
次女の「二乃」は直情的で社交的、言動は荒いが、いわゆるツンデレではなく、自分に感情に素直な面がある。
三女の「三玖」はクールで何を考えているか分からないところがある。序盤に風太郎に好感を持ったが、奥手で関係は進捗しない。
四女の「四葉」は明るく前向き、活発、お人好し。風太郎に好意的だが、隠し事がある様子。
五女の「五月」は食いしん坊でしっかり者。最初に風太郎と会話するが、出会いは最悪で依頼、風太郎を嫌っている。
一番最初の結婚式は、大きくなった風太郎と彼女たちの誰かとの式で、5人のうちの誰かが、風太郎と結婚することが示唆されます。

5つ子なので、5人の身長、スタイル、ルックスはとても似ています。
そのため、ライバルを出し抜くため、本音を隠すため、あるいは姉妹を救うために他の姉妹に変装するシーンがあるのが特徴です。
話を追っていれば混乱することも無いと思いますが、キャラを理解して読まないと分からなくなる可能性があります。
ただ、性格や髪型が特徴的に異なるので、普通に読んでいけば、どうなったか分からないとはならないと思います。
ラストはきちんと白黒つける終わりになっています。
ちなみに選ばれたのは私の一番お気に入りだったので、個人的には大満足でした。

アニメ化もしていますが、アニメは5つ子の髪の色が違うし、声優もなぜかバラバラに配役してしまっていると聞いています。
ので、アニメだと5つ子トリックができないんじゃないかと思うのですが、その辺どうなってるのでしょうか。

3巻無料

五等分の花嫁

レビュー(1030)件

完結・全15巻

3.6

結構好きな設定とストーリー

煉獄のカルマ

レビュー(55)件

既刊5巻

4.0

14巻まで読みました

このレビューにはネタバレを含みます。

1話冒頭で五つ子の誰かと結婚するシーンが描かれ、そこから巻をすすめて読者は「主人公が結婚相手に選んだのは誰か」を探るラブコメミステリ。
ラブコメに重きを置いて読むのか、ミステリと思って読むのか。ミステリの前提に五つ子×ラブコメがあるから愚問かもしれん。

正直にいうと誰が選ばれようがそこに関心はなくて、ミステリ要素にずっと惹かれて読んでた。
でも、1話から「さぁラブコメミステリですよ」と挑戦状ばりに物語を広げて置きながら、その実ガワをミステリっぽくしてただけで、ノックスの十戒も真っ青の要らぬミスリードの連発。

感情移入して読もうものなら、そもそも主人公の心情がひた隠しにされてるからだめ。五つ子も次女・三女の描写は丁寧で分かりやすかったけど、ほかが理解不能。特に長女。「いやそんなことする?」って思ってしまった。
キャラクターが生きていない、つまり作者に動かされてる感が透けて見えてしまう。

例えば「あの花」のゆきあつが女装するシーンは、そこまでの積み重ねがあったし、納得できる行動だった。けどいくら「恋は盲目」と言えども長女の行動は理解できない。四女にしてもそう。シンプルにサイコパスで片付けられちゃう。漫画にしろ小説にしろゲームにしろ、それまで読んできたからこそカタルシスがあって、その副産物としてキャラの感情移入も深くなると思う。
逆張りレビュー乙でもいいけど、なんか消化不良。でも5巻までは面白かった。まぁ、ラブコメとしてもミステリとして読んでも肩透かしくらうかも。キャラクターの向こうに作者が見え隠れするのは痛い。
それでも5巻までは面白かった。

3巻無料

五等分の花嫁

レビュー(1030)件

完結・全15巻

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