七三太朗

プロ選手のモノマネが得意な野中ゆたかを主人公とした万年一回戦負けが定着した多摩川高校が甲子園を目指していく王道の高校野球漫画といった感じですね。
新任でやってきた君島監督の方が主人公なんじゃないかと独特のキャラに目がいってしまうけど、終盤はだんだん部員達が中心になってきて、作者の持ち味の丁寧な心理描写や野球の技術のお話が存分に発揮されて面白かったです。
特に弱小だった多摩川の面々が勝ち上がっていこうとひたむきに成長していくところが魅力的です。

主人公の青葉が父が遺したノートを通じて成長しステップアップしていく全43巻のサッカー漫画です。

原作者の七三太朗先生は野球漫画のキャプテンの作者ちばあきお先生の弟にあたります。作品の根幹に影響が感じられます。キャプテンが好きな人はこの作品も面白く感じるでしょう。

主人公が試行錯誤しながら練習を繰り返し次第に成長していくストーリーが好きな人にお勧めします。

サッカー選手としては運動量のあるFWで、前からのプレスも積極的にします。実力差をごまかすためにゴラッソも多いです。独自の技術を持った岡崎慎司選手のようなFWです。

無回転シュートを身につけ必殺技のように何回も使いますが、ボールが左右にブレる描写が続くことに少々違和感がありました。

昔読んでたな

途中からサッカーってこういうもんだっけ？的なこと起こるけど、発想がおもろいからいいの。