マンガ好きが選ぶ読書記録&新刊通知サービス
作品数:1
3.22
1667
発刊: 2020.07.15 ~
完結・全3巻
新刊通知
大切な人が、死んだ。小学生からずっと一緒だった親友・小夜を突然の事故で失った高校生の桃。失意の中、葬式で8年ぶりに小夜の弟・佳一郎と再会する。住宅街の秘密基地、黄昏に染まる観覧車、通いつめた駄菓子屋。子供の頃の、楽しかった思い出を取り戻すかのように、桃と佳一郎は思い出の場所を辿ってゆく。“親友”と。“姉”と。“小夜と過ごすはずだった夏”の景色を探して―――。最愛の人を失った少年少女が紡ぐ、切なく青いひと夏のグラフィティ。
大切な人を失くした少年少女のひと夏の出来事を描いた漫画。このボリュームでたったのひと夏しか時間が過ぎてないんだと思うとなんだか感慨深い。 いちいちの心情がリアルだったり、暑くてシュワシュワする夏の気候が肌で感じられたり、自分も一緒にひと夏分を過ごしてきた感覚になる。 最初は小夜を失った実感が湧いてなかった佳一郎と桃だが、思い出を辿っていくうちにそれがリアルになって、自分のせいで小夜が死んでしまったのかもと泣きじゃくるシーンはとくに人間味を感じた。スピンオフで2人のそれは勘違いだったと知れたのもまた良い。
せーふぁ
4.0
幼馴染の同性の友達とその弟。小さい頃から、3人は仲良く遊んでいました。高校2年生の夏、その幼馴染は不慮の事故で突然亡くなってしまいます。現実を受け入れられない彼女たち。お互いの傷を舐め合うように、一夏を過ごします。甘い切ない甘い切ない甘い切ない甘い切ない甘い切ないこう、胃がギュッと締め付けられる作品です。もちろんふたりは現実を受け入れざるを得なくなりますが、そこに至る描写がイイ。フルカラーならではの夏景色。アスファルトから逃げ水が見えてきそうな。タイトル回収も綺麗でした。
それは、君が見た青だった
レビュー(5)件
れとれとさん
3.5
このレビューにはネタバレを含みます。
大切な人を失くした少年少女のひと夏の出来事を描いた漫画。このボリュームでたったのひと夏しか時間が過ぎてないんだと思うとなんだか感慨深い。いちいちの心情がリアルだったり、暑くてシュワシュワする夏の気候が肌で感じられたり、自分も一緒にひと夏分を過ごしてきた感覚になる。最初は小夜を失った実感が湧いてなかった佳一郎と桃だが、思い出を辿っていくうちにそれがリアルになって、自分のせいで小夜が死んでしまったのかもと泣きじゃくるシーンはとくに人間味を感じた。スピンオフで2人のそれは勘違いだったと知れたのもまた良い。
ちゃんみゆ
3.2
ルナ
3.4
?
漫画を探す
話題のニュース