『サブマリン707』ともども小沢さとる氏を潜水艦漫画の第一人者 とした代表作『青の6号』。1967年から「週刊少年サンデー」で連 載された本作は、世界各国から集められた潜水艦の多国籍軍がテロ 組織に立ち向かうというストーリーとカッコいい潜水艦の緊迫感ある “ドックファイト”が読者の心をつかんだ。現代の国際テロ問題を 先取りしたようなリアルさとエンターテイメントを融合させたSF海洋 戦記であり、その人気は現代にも及び「サンデー」連載から30年の時 を経て、アニメ化やゲーム化をされている。 今回は、その再ブーム化と時を同じくして描き下ろされた『青の6号 AO6』を復刻。本作品はアニメ版やゲーム版とストーリーが異なり、 30年前の「少年サンデー」版をもとにリ・イマジネーション(再構築) された『新・青6』ともいうべき作品である。 また小沢先生よりお借りした本作のネーム(下書き原稿)と現在執筆中 の新作『青の6号』(『新・新・青6』?)のネームを特別収録。世紀を 越えたシーウォーズがアナタを待つ!! 特別収録 『AO6』ボールペンラフ
『サブマリン707』は、1963年から「少年サンデー」で連載が開始された史上初の本格的な潜水艦漫画である。小沢さとるの代表作のひとつであり、潜水艦の航行やソナー、魚雷など装備のリアルな描写は、後世の海洋作品に多大な影響を与えた作品として知られている。 また707のプラモデルも人気を博し、現在でも再販、もしくは新発売されていることからも、その人気の程は窺えよう。 今回の刊行では「少年サンデー」連載から30年後に描き下ろされた『サブマリン707F』を復刻。本作は旧作の25年後の世界が描かれ、速水艦長らおなじみの面々が年を重ねた姿で登場し、新たな世代とともに未知なる航海へと旅立つ正統な続編である。 作者による作品解説や未単行本化作品『サブマリン707 二万三千年の航海』を収録する。