山本 まゆり(やまもと まゆり)は日本の漫画家。神奈川県川崎市出身。血液型はB型。麻布大学附属渕野辺高等学校卒業。1979年、第4回白泉社アテナ大賞デビュー優秀者賞を受賞。以後、同誌などに少女漫画作品を発表。その後、『ほんとにあった怖い話』(朝日新聞出版)、『心霊事件簿DX』(実業之日本社)などに、霊や霊能者をテーマにした作品を発表。代表作は「魔百合の恐怖報告」シリーズ、2009年にテレビドラマ化された「リセット」。実兄は、フルート奏者の山本俊自。
呼んでいる…浄化を求める魂が!! 山本まゆりの心霊サスペンス「霊能者緒方克巳シリーズ」ますます好調の大学生編、第12巻。若き霊能者・緒方克巳が、その力で数々の心霊事件を解決する大人気シリーズです。12巻には、山を舞台にした神秘的な表題作のほか、「眠れぬ夜の女」「迷える邪念」の長編全3本を収録。煌めく霊能力が、迷える魂に救いの手を差し伸べる…恐怖と感動のホラーストーリー! 【収録作品】■「神隠しの森」山が、森が、彼が私を呼んでいる――。山で遭難し行方不明になったのは、克巳たちの通う大学の登山部の女子学生・美也乃だった。克巳は、彼女が生存していること、一刻も早く救助する状況にあることを知るとともに、何かに引き寄せられるような感覚を覚える。救出に向かう登山部の学生と連れ立って、山に入った克巳と弥里だが、そこで今度は弥里が同じように姿を消してしまう。弥里を、そして美也乃を救うため、克巳はさらに歩を進めるが…。 ■「眠れぬ夜の女」寝入りばなに出てくる女の正体は…? 毎夜、怪しい女が夢に現れる…。同級生の柿尾が、不気味な夢のために不眠に悩まされていると言う。克巳は「根が深い、関わらないほうがいい」と言うが、弥里は彼の身を案じていた。しかし数日後、その女は弥里の元にも現れ、彼女の幽体を連れ去ってしまう。弥里の幽体を取り戻すべく奔走する克巳だが、その矢先、柿尾の身にも異変が起こり――。 ■「迷える邪念」強く静かな想念が、事件を引き起こす…。「あなたの恨み、晴らします」――怪しい復讐代行サイトを見つけてしまってから、なぜか弥里の身には災難ばかり降りかかる。そんな中、克巳は、自身が中学生の頃に母の元に相談に訪れた女子と、キャンパスで再会した。子どもながら鮮やかに問題を解決してくれた克巳に、密かに憧れ続けていたという彼女に、克巳は不穏な胸さわぎを覚える。一方、弥里の身に起こる事件はエスカレートしていき…!?
メンタル系サイトである女性と知り合った相談者夫婦。 女性は次第に夫婦の間に割り込むようになり、 たまりかねて自宅への出入りを拒否してしまう。 すると家のあらゆるところから女性のものと思われる 大量の毛髪が見つかり、黒い筋、女性の生霊、 ケモノらが出現するなど不気味な現象が起こり始めた。 たまりかねた夫婦はある神社でお祓いを受けるのだが……。