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如月の作品

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「こうしないと君を確かめられない」彼の指が触れるたび、未知の熱が身体にともる――「愛らしいな、君のここは」駆け落ちした従姉の醜聞を打ち消すため、身代わりに“幽霊屋敷”へ勤めに出たリュシー。当主のジャック・ダルトワは視力を失い、数少ない使用人と共に屋敷にこもっている貴族だった。雇い続けてもらおうと奮闘するうち、ジャックの抱えた苦悩と孤独に気づいたリュシーは彼の力になろうと尽くし、二人の距離は近づいていく。ある日、ダジャックに求められて入浴の手伝いをしたリュシーは彼に触れられてついに快楽を知る。重ねる身体は熱く溶け合うのに、本当の名前は明かせないまま、想いは募って――。

「この私が通りすがりの少女に恋をするとは。」身を滅ぼすような恋を、したというの? 皇帝陛下が? 私に?「こうして体を繋ぐといっそう愛おしいものだな…」没落貴族の娘ローズリーヌはある日、傷ついた騎士クレメンスを助ける。皇帝の即位争いの只中にいるらしく、素性を明かさなかったけれど、力強く美しい彼に性急に求められ、ローズリーヌはこみあげる愛しさのまま、初めてのその身を許してしまう。その彼がまさか、新皇帝だったなんて! クレメンスは王都を制すると、すぐにローズリーヌを妻にしたいと迎えに来た。皇帝に夜ごと淫らに愛され、悦びを教えられる日々。けれどいくら愛されても、没落貴族の娘が妃として認められるわけもなくて――。

「いい声で啼く、感じているな」この甘い罰を受け入れるのは罪を償うため…「これからおまえに王の寵愛を与えよう」伯爵である異母兄に騙され、国王ユリアンのもとに人質として送られたエリーザ。ショックを受ける彼女にユリアンが与えた仕事は“王室催事担当”…王を喜ばせる、夜伽をすることだった。その夜ユリアンはエリーザの唇を奪い、無垢な体を激しく抱く。冷酷な王だと噂されるユリアンの、閨での甘い行為に体の芯からとろかされていくエリーザ。彼に甘えられ、優しくされ、徐々に惹かれていくが、エリーザには誰にも言えない秘密があった。ユリアンにこの体を捧げることで、この罪を償えるのなら──…。

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