7センチ男女の縮小化サバイバル日本人留学生ヤマトは、カリフォルニアの片田舎で一人寂しく大晦日を迎えようとしていた。そんな中、アメリカで数少ない友人クリスに年越しホームパーティへと誘われる。戸惑いつつも、内心楽しみに感じつつ、パーティに参加。そこで出会った可愛いエマ、変人ぽいけど物知りなロランと共に楽しく過ごしていたその時、……ブツンッ――ヤマトの意識が途切れる。気がついたヤマトの眼前には、異常な光景が広がっていた。
ホームパーティーで小さくされてしまった人たちが旅をし、闘い、元に戻るために模索していくバトルアクション漫画。 とにかく、虫やその他の生き物の描写が丁寧すぎて、いつも背筋が凍りそうになる。普通の人間サイズだったらなんてことない蜘蛛やネズミも、この漫画では見つかったら最後。一瞬で恐怖のどん底へ突き落とす存在となっている。 そして、それらの生き物に対して怯える登場人物の描写もすごく上手い。緊迫した空気感や、絶望的な表情など細かく描写されてるからより気持ち悪さや恐怖を感じられる。 主人公のヤマトはもちろん、仲間たちも過去の自分を越えていくかのように成長も描かれているのがとても良い。とにかく応援したくなる。
by れとれとさん (956)