むつき潤

世界が滅ぶ時、一緒に死にたい人はいますか2019年、3月。静岡、海沿いの街――母親を亡くした過去を引きずる、高校一年生の椎良（シイラ）と、彼に片想いをする幼なじみの杏子（アンコ）。いつか大きな地震が来て、この街ごと海に沈んだとしても構わないという少年と、彼と生きていくために、一緒に東京へ行こうという少女。いつまでも続くかと思われた、生ぬるい液体に包まれたような日々。“だけどあの日……椎良はあの人に出会ってしまったんです”――訪れてしまった運命の出会い、走り出す恋。それは、背後に忍び寄る不穏な事件の気配もまだ遠い、春のできごと――『バジーノイズ』で鮮烈連載デビューを果たした俊英・むつき潤が描く、“終末”と“再生”の恋物語、開幕。原案：麓　貴広『この醜く美しき世界』

ホロウフィッシュ

新時代の“音楽”×“恋愛”体験。「すきなもんいっこ、あればいい」　――そう、思っていた。マンション管理人をしながら、趣味で音楽を奏でる「だけ」。“シンプルで完璧”な生活を送る清澄（キヨスミ）。しかし――清澄が出逢ってしまったのは、バンドマンに恋をする女・潮（ウシオ）。閉じた世界に流れ込む強烈な“ノイズ”が、清澄の人生を大きく変えてゆく―――　たったひとりと出逢うだけで、世界が変わる。耳障りで、少し心地良いノイズ。

バジーノイズ

2025年7月30日：本日発売のコミック新刊

【7月30日付】本日発売の単行本リスト

映画「バジーノイズ」清澄＆潮の絶妙な距離感が見える2つの新映像（動画あり）

あらすじ買いした作品。人間が、皮膚から鱗が生えて(？)やがて魚になり人間じゃなくなる。コロナ禍を経て描かれた作品なのもあり、自宅待機やマスク徹底などの描写は感覚的に伝わりやすい。
ガイア理論という地球が人口調節している(乱暴な説明)考え方があるが、果たして"ホロウフィッシュ"は―――
微ホラー、SF、青春、サスペンス、親子愛、色んな要素が詰まってる。おすすめの作品

いやはや、部屋中に響き渡る音楽が絵から伝わってくる。??

海中を揺蕩うような、あるいは空を見ながらぷかーっと浮かんでいるかのような。
良い意味で気だるげな空気が満載の素晴らしい作品でした。
音をセリフの吹き出しで表現しているのが最高。
ページ一杯に流れる音楽。聴こえないのに、聴こえてくるんです。

シンプルな絵柄に穿ってない直球なストーリー、
繰り返し読み返したくなる全5巻。
若ぇ！感強いですが、それがまた良い。読後の余韻が心地良い。

瑞々しさと気だるさ。今の空気感を直喩的な表現で表してるのにあまり嫌な感じがしなくて良い

久しぶりにいいモン読んだ…リアルなんだけど綺麗

むつき潤

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