高村真耶

王道ダークファンタジー。
ユニークな設定として、よくある剣と魔法に代わって鍵術(けんじゅつ)というマホウが強さの指標となっているところ。
右手の指先に紋章が現れて、そこからマホウが出てくる。
魔法と区別したのはRPGでよくある一般的にイメージするものとは違うから。

展開はダークファンタジーの王道でむず痒くなる部分もありますが、やはり面白いものは面白い。
各話の最後に細かーーいキャラ設定や年表がありますが、願わくば10巻以内でもう少し読んでみたかったですね。やはり後半駆け足だったのが惜しまれる。
ともあれ、全5巻で半ば強引ながら骨太なダークファンタジーが読めるので浸りたい方にはおすすめ。

全ての人間が魔法の鍵を宿して生まれてくる世界。「闇」の鍵を宿した王子が街ひとつ消滅させた処から物語が始まる。
完成度の高いファンタジー。ストーリーは安定路線だけど、人物の表情や心情描写がクソ上手い！！脇役のドラマもいちいち泣かせにくる、そしてまんまと泣いてしまう…。

この作家さん絶対「ハガレン」と「エルナサーガ」好きだと思うんだけどどうかな？

ファンタジーだけど、ヒューマンドラマに重きが置かれてる感じ。面白い

ファンタジー、魔法もの。
魔法でガンガン戦うのではなく、人との繋がりを大切にした内容。
王位争奪戦に入ってからは、少しご都合主義感があるかな…
主人公がポジティブなのかネガティブなのか、よくわからん。
女の子が皆可愛い。
詩的な詠唱が素敵。

王位争奪戦なのね。でも2巻までで掴みはオーケーだから、この先も期待する。