蒼和伸

達也たちにとって二度目の九校戦は、突然発表された新種目への対応で各校とも大騒ぎに！　だが、その裏では十師族の一つ・九島家による新たな陰謀が胎動していた……!!

これは、あたしの――ベルベット・クラウの復讐の物語だ。 信じていた人に大切な家族を奪われ、自らも絶命の危機の中、謎の力に飲み込まれたベルベット。 彼女の左手は、魔物を喰らう魔の手へと変貌し、自分からすべてを奪った者への激情を宿していた――。 『テイルズ オブ』シリーズ話題作のコミカライズ1巻、200P超の大ボリュームで刊行!

二〇九七年三月。イギリスが誇る戦略級魔法師、ウィリアム・マクロードはオーストラリア軍と提携し、日本を標的とした作戦を進めていた。一方、達也と深雪は四葉真夜から呼び出しを受け、沖縄に行くことを依頼される。表向きは、五年前に起こった沖縄侵攻事件の慰霊祭に十師族の公務として参加するため。しかし真の目的は、人工島の竣工記念パーティーを狙ったテロ計画を止めることにあった。南洋の小島を舞台に、複数の思惑が交差する大事件がいま始まりつつあった……。

魔王を討つため最強の従者（スレイブ）とともに戦っていたが、金も武器もコネもない異国へと飛ばされてしまったフィル・ガーデン。従者と連絡不能な状況に覚悟を決め、異国の街レイブンシティで体制を立て直そうとギルドを訪れるが、そこで夜魔（ナイトメア）で剣士のアム・ナイトメアと出会い、物語が再び動き始める。これは、力は弱いが能力（スキル）と経験（キャリア）はあるSSS等級探求者にして伝説の魔物使いが栄光を取り戻すまでの物語だ――。