諫山創

伏線回収の鬼

面白いけどそこまでハマらんかった。闘ってるとこの方が好き。
リアルタイムで追い始めたのウォールマリア奪還作戦後ぐらいだったから、伏線とかもほーん、て感じで周りとの温度差感じてた。単純に難しいのあんま好きじゃないだけかも。(心理戦除く。)

序盤は若干絵柄が見にくいが、緻密に練られたストーリーは素晴らしいの一言。

面白かった〜！時間があれば伏線回収職人の方々の考察を読んだ上で読み返してみたい。よく構想練ってるなぁと感動する。

絵に目をつぶれば、段々と良くなっていくし設定も練られているし絶望感が目を引くしで良い作品だと思う。
ただ単純に、過去編の見せ方が個人的に好きじゃなかったのと、222巻で新章に向けてって少しダレてる印象があるのでなんとも。

ファンタジー要素が一つあるだけで、その世界観における常識は現実とは大きく変わる。
見たことのない世界は想像するしかない。

だけどこの作品は作者本人の実体験なんじゃないかと本当に思ってしまうくらい設定や世界観に矛盾や違和感がなく、登場人物一人一人に思想があり、行動原理や言動に筋が通っています。
本当によく作り込まれています。
たまに挟まれるギャグもキレキレです。

またストーリーについても、
神話を彷彿させる壮大なスケール感、
全く予想のできない衝撃の展開、
章を重ねるごとにギアを上げていく高揚感、
そしてサクサクとテンポ良く進んでいく構成で、
非の付け所がない完成度になっています。

最後まで読みきって、ニ週目、
全ての伏線の意味を理解した状態で読んでみると、
視点がかなり変わると思います。
その奥行きの深さも魅力的です。

紛うことなき最高の作品です。
これ以上の創作物に出会ってみたいものです。

終盤で話が複雑になったが、伏線が一気に回収されるのが気持ちよかった。

伝説

漫画にしか表現できない良さ

初読の衝撃No.1