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ファンになるケダモノたちの人間喜劇。黒猫探偵ブラックサッドの活躍を描くハードボイルド・シリーズ第二作新装版! 白人至上主義が横行する町で起きた黒人少女失踪事件。その裏に隠されたある悲劇の物語とは!? 極上の絵と胸打つストーリー。1950年代のアメリカ。私立探偵ブラックサッドは、大都会の郊外の教師から奇妙な依頼を受ける。女子生徒のひとりが行方不明になったのに、母親から届けも出ていないと言う。調査に乗り出したブラックサッドは、≪ザ・ライン≫が住民の肌の色に基づく徹底的な差別主義に侵されていることを知る。少女誘拐事件の裏に隠された謎とは? 原作者フアン・ディアス・カナレスも「唯一無二の親友」と認めた相棒ウィークリーも本書で初登場。
偉大なる黒猫探偵『ブラックサッド』の第5巻 !! 「ブラックサッド、ルート66を行く」【ストーリー】ブラックサッドは落ち込んでいた。逃避に最適なのは旅に出ること。いざ、冒険満載の新たな世界へ…… そして再会も旅の行く末に再生はあるのか? 冷戦期のアメリカを舞台に活躍する孤高の黒猫探偵ブラックサッド。ニューオーリンズでの事件を解決したブラックサッドは、相棒のウィークリーと別れ、しばらくは殺人とは無縁の仕事を探すことにして現地にとどまる。奇しくもそこに金持ちの男が現れ、空港から自宅まで自分の車を運んでくれないかと頼んでくる。二つ返事で引き受けたブラックサッドはその黄色いキャデラックに乗りルート66を走るが、途中ほんのわずかな隙にふたり組みの男たちに車を奪われてしまう。はたして、ブラックサッドは無事車を取り戻せるのか? そして自動車泥棒のふたり組みとは何者なのか? 第3巻の「赤い魂」に登場した刑事も交えての逃走・追跡劇の結末は? また新たに明かされるブラックサッドの過去と家族の秘密の一部――。スペイン出身の作家フアンホ・ガルニドの人気ハードボイルド・バンド・デシネ『ブラックサッド』シリーズ第5巻! タイトルの『アマリロ』は今回の舞台の地名だが、スペイン語の黄色という意味もあり、この巻のメインカラーを提示している。