「残念なお姉さん」と共に巡るオトナ力無駄に発揮な鉄道小旅行の数々。「乗り鉄」「撮り鉄」等、鉄道好きも様々ですが彼女は素直に「旅鉄」です。『てるみな』1・2巻共々鉄道ファンにお薦めの作品です。
放置気味に育てられた中学生のななかは、両親を見返すため、 web小説で一発当てて夢の印税生活を目指すことに。 次々と飛び出す今どきのライトノベル・web小説に対する独特すぎる分析は、 思わず吹き出してしまうこと必至。 「〇本の住人」のkashmirが送る完全新作です。
ライトノベルやweb小説といったものに対しての、ななかの見方・発想が面白い。 ななかの考えは逐一「絵」で表現される。漫画だからね。ななかが語るその後ろで描かれる「思考のイメージ化」。これがまたすごく楽しい。めくるめくkashmirワールド。思わず吹き出すこと必至のネタの宝庫。ひとコマ、ひとコマを流し読んで笑うのも良いし、じっくり読んでネタを探すのもこの作品の醍醐味だと思う。 最初、ななかは「印税生活」を目指して、一人で活動を開始する。その活動は徐々に周りを巻き込み、だんだんと大きなものになっていく。しかし変わらないのが、kashmir先生らしいネタの仕込み方、笑わせ方。印税生活入門というか、自分にとってはkashmir先生入門みたいな一作。
by みそトマト (35)