川井マコト

中弛みしてる感じがあったけど、最後は良かった

ただ女の子がご飯を食べてる漫画ではなく、あまり一緒にいれなかった家族や親密度の違いを感じてしまう友人への思い等の人間関係が繊細に描かれていた。この漫画を読んで何度もうるっとくるとは思ってなかった。

人間とアンドロイドの禁断の恋物語を描いたこの作品ですが、その禁断の恋に、ひなげしさんや楓君達が振り回され、あたたかく、そして切ないところが非常に細かく描かれていてとても印象に残りました。
単純な4コマだけでなく、コマの後ろを生かしているのも物語のアクセントに繋がっているのも良かったです。
もっと読みたかった気持ちもありましたが、しっかりと締められて1つの恋愛4コマとして仕上がっていたと思いました。

それは、人とアンドロイドが織り成す、甘く、切なく、時に痛い恋の物語


「甘えたい日はそばにいて」はまんがタイムきららで連載されていた川井マコト先生の作品で、すでに完結済みです。単行本は全３巻発売されています。

物語の舞台は、人とそっくりなアンドロイドが普及し、人とアンドロイドが一緒に生活することが当たり前になった現代日本。人に寄り添い、助けるためのアンドロイドですが、アンドロイドが人に恋することは禁止されており、恋をしたアンドロイドは記憶を消されるか廃棄処分されてしまいます。

主人公は親を亡くし天涯孤独の高校生小説家、山吹楓と彼の生活を世話しているアンドロイドのひなげしさん。一緒に暮らす中で楓に対して持つはずのない恋愛感情をいだいてしまったひなげしさんは、それが許されないことだと自覚しながらも、楓とのかけがえのない日々を守るために想いを胸に秘めたまま過ごしていきます。しかし、ある日かかってきた一本の電話から、二人の日常が大きく変わっていき……
人とアンドロイド、決して許されないひとつの恋をきっかけに、楓とひなげしさん、彼らの周りの人々の関係性が大きく動き出していきます。

この作品の大きな魅力は、圧巻のストーリー性と繊細で丁寧に描かれる登場人物の気持ちの揺れ動きです。４コマ漫画でありながらストーリー性を前面に押し出し、全３巻の中でとてつもなく密度が濃い物語が展開されていきます。楓とひなげしさん、そして周りの人々を中心とした人とアンドロイドの人間関係、そして楓をめぐる恋愛模様が鮮やかに、そして切なく描かれており、そのストーリー構成力の高さとテンポよく展開されていく物語に夢中になること間違いなしです。もちろん日常のホンワカするようなシーンやコメディシーンも多くあり、それがよりキャラクター同士の関係性や心のつながりの強さをはっきりと感じさせてくれます。

そして、もう一つの魅力である登場人物の想いや感情、気持ちの揺れ動きの描写がとても丁寧です。ひなげしさんが段々と楓に惹かれていき、何気ない日常のやり取りで一喜一憂して彼への好意を深めていく様子や、普段は無表情で感情の起伏が少ない楓がひなげしさんたちに心を開いていき、自分の気持ちを表に出していくようになる様子が、それぞれのキャラの心の動きとともに繊細に描かれていて素晴らしいです。

４コマ漫画でありながらここまで感動した作品は初めてです。
最後まで読むととても幸せな気持ちになれること間違いなしです！
単行本も全３巻と集めやすいので是非読んでください！！

人間よりも人間らしいアンドロイドのひなげしさんが楓君の事で一喜一憂する様子が可愛らしいです。でもストーリーが進むにつれて許されない恋に悩む場面が出てきて胸が詰まる思いでした。１巻の表紙に出てくるひなげしさんの涙の意味はこういう事だったのかと納得してしまいました。
そうした心の揺れ動きを読者に感じさせてくれるだけの作画力の高さもこの作品の魅力の一つかなと思います。
この恋の行方がどうなるのかとっても気になるので、これから心して見届けたいと思いました。

素晴らしいイラストばかりで大満足です。


川井マコト先生の画力が羨ましいです。

絵もストーリーもとても素晴らしくて、読むと心がぽかぽか温かい気持ちになれる作品です。


誰かと一緒に何かを食べたり、誰かのために料理を作ったりする大切さに気付くことが出来ました。


普段一人で食事をしている人は試しに読んでみるといいかもしれません。

４コマ作品なのにここまで感動させられるのは本当にすごいと思う。

かなり切なさを感じる作品ではありますが、

それと同じくらい心を温かくしてくれる作品でもあります。

それを可能としているのはストーリーの良さもそうですが、川井マコト先生の画力の高さにあると思います。

見た人を引き付ける魅力のある絵が作品のクオリティを格段にあげていると思います。

最後に

この作品が気に入った人で幸腹グラフィティを読んでいない人がいるのなら

絶対に読んだほうが良いです。

キャラクターの表情がとても良く、愛おしさ、切なさの感情が溢れて胸がいっぱいになりました。
綺麗な絵に各タイトルも物語をより印象深くし、息の詰まる展開は読みだしたら手が止まらなくなってしまいました。何度も読み返したい作品です。