「俺しか見えなくなるくらい、激しく愛してあげる。」 ファッションブランドで働く咲希(さき)は、 高校の同級生で広告界の寵児・宮村佳孝(みやむらよしたか)と お付き合いすることになった。 ところが咲希には、佳孝と恋人関係になるまでの経緯がとんと記憶にない。 実は二人が付き合うことになった夜、 ひどく落ち込むことがあり泥酔していた咲希は、 佳孝からの大切な愛の告白をすっかり忘れてしまっていたのだ――! 自分たちの飛躍した関係性に戸惑う咲希。 しかもベッドの中の佳孝は、 普段のクールな外見からは想像できないくらい、 とても激しく咲希を溺愛してきて……? イケメンでスパダリなのに 咲希への愛が濃すぎる“自称”彼氏の佳孝と、 彼の愛の深さに気づけず いつも翻弄されてしまうマイペースな咲希が紡ぐ、 ノンストップな恋愛物語!
「知らなかったよ、義姉さんがこんなにイヤらしかったなんて。こんなカラダをしていたなんて……」不運続きの末、友人の借金のカタに体を売らされそうになっていた麻衣子の前に、15年間一度も会うことのなかった義理の弟・東理が突然現れた。「その借金、義姉さんに代わって俺が払ってあげてもいいよ。その代わり……」と東理が要求してきたのは、なんと麻衣子のカラダ。敏腕の若手実業家に成長していた東理は、人間的にも社会的にも麻衣子を自分のものにしようとする。拒みたいのに拒めない。15年前と同じ、東理のこの目に見つめられてしまったら……!15年前、二人の間に何があったのか?そして、大人になった二人が今度こそ選択する、「正しい答え」とは?傷付け合い、ときに逃げ出しながらも二人一緒の想いを育んでゆく、不器用な義姉弟の恋物語。