島袋光年さんの作品の書影

島袋光年

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作品数:9

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プロフィール

島袋 光年(しまぶくろ みつとし、1975年5月19日 - )は、日本の漫画家。沖縄県那覇市出身。血液型はO型。愛称は「しまぶー」。

島袋光年の作品

一覧
『トリコ』の書影

トリコ

3.61

27139

発刊: 2008.11.04 ~

完結・全43巻

新刊通知

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世はグルメ時代! IGO直属ホテルの料理長・小松は、局長から「ガララワニ」捕獲の命を受ける!! 任務に抜擢されたのは、カリスマ“美食屋”トリコ!! 二人は最高の食材を求め、命を懸けた旅へ出発するが…!!

『世紀末リーダー伝たけし! ワイド判』の書影

世紀末リーダー伝たけし! ワイド判

3.51

4456

発刊: 2004.08.04 ~

完結・全13巻

新刊通知

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ポッポ小学校に入学したたけしは生まれ持った熱きリーダー魂とオッサン顔で、たちまち町中にその名をとどろかす。友達のピンチ、悪人の襲来、ダンディコンテスト、学園祭、遠足…誰かが困ったときに必ず解決してくれる、まさにリーダー的存在なのだ!リーダーとしての証を問う[ボンチュー編]を収録したワイド判第1巻はジャンプコミックス約1、2巻分の超絶ボリューム!!さらに“しまぶー”書き下ろしコラム&キャラ履歴書など爆笑おまけページも大充実!!!

『BUILD KING』の書影

BUILD KING

3.00

1626

発刊: 2021.04.02 ~

完結・全3巻

新刊通知

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厳しい環境の島に暮らす大工のとんかちとレンガ。伝説の建造物“ビルドキング”へ旅立った師匠の迎えを待つ二人に不測の事態が!? “家喰い”のボス出現で島は大混乱(だいパニック)に! 超ド級建築バトルファンタジー開幕!!

『トリコ外伝』の書影

トリコ外伝

3.26

813

発刊: 2009.10.02 ~

既刊1巻

新刊通知

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美食屋トリコが未知なる美味を探求するグルメアドベンチャー「トリコ」!週刊少年ジャンプの人気作「トリコ」連載前の読切に加え、サッカー巨編「エリヤ」と珠玉ギャグ5編収録!奇才・島袋光年、渾身の短編集!!

『RING』の書影

RING

3.16

501

発刊: 2004.09.03 ~

完結・全3巻

新刊通知

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スポーツ名門校・山川学園に入学した超ハイテンション男・花形夏(通称サマー)。色々な出会いに胸膨らむ彼を待ち受けていたのは、恋に喧嘩に友情に、そして謎の競技“リング”! ルールも知らぬままリング経験者の同級生・佐織洋介とリングで1 on 1対決をすることになったサマーは、その才能の片鱗をのぞかせる! そして、洋介の姉で憧れの先輩・佐織あすかがマネージャーを務めるリング部に、親友・時田と共に入部することに!! 熱き青春がスパークしまくり、伝説のドアが今開く!!

作品レビュー

一覧

3.8

43巻まで読みました

誰かが言った・・・全身の肉が舌の上でとろける霜降り状態の獣がいる、と・・・!!
人々は魅せられる、数多の食に・・・世は、グルメ時代・・・!未知なる味を求めて、探求する時代!!!

2000年代後半の週刊少年ジャンプを代表する作品で、アニメスペシャルではドラゴンボール、ワンピースと並んだこともあります。
作者の島袋光年氏は、『世紀末リーダー伝たけし』連載半ばで"やらかし"があったため打ち切り終了となりましたが、本作は見事に起死回生の一作となりました。
美食を題材にした内容ですが、いわゆる料理漫画ではなく、世界中に散らばる秘宝とも言うべき食材たちを求めて、美食屋・トリコと、料理人・小松が旅するストーリーです。

未開の味の探求のため、巨大ワニ『ガララワニ』を捕らえるために小松がトリコを雇ったところでストーリーが始まります。
ちなみに、ガララワニの推定捕獲レベルは5、捕獲レベル1で、プロのハンター10人がかりで捕獲できるレベルであることを考えると、捕獲レベル5の猛獣を捕まえて食べることなど到底不可能に思える。
だが、トリコと小松は、そんなガララワニに中でも特に長寿で巨大なガララワニ(推定捕獲レベル8)に遭遇、これを捕獲することに成功する。
この出会いを皮切りに、世界中のすごい食材を捕まえに行きます。

登場する食材は架空のもので、毒の位置が個体によって異なり無毒化が非常に難しいフグや、ビルほどの高さがあるとうもろこし、巨大なマンモスの体内のほんの一部である輝く肉などが登場します。
その中で、トリコを含むグルメ四天王の存在、国際グルメ機関と対立する美食會とのいざこざなどがあり、食材を巡って巨大な争いが勃発してゆきます。
グルメを題材としたバトル漫画であり、捕獲レベルも数十から100を超え、どんどんインフレしてゆきます。
トリコ、ココ、サニー、ゼブラら、グルメ四天王の技も強力になってゆく一方で、小松の料理技術も卓越になってゆきます。

途中まではそんな王道バトル漫画な雰囲気だったのですが、後半でトリコたちは"グルメ界"に突入します。
伝説の美食屋・アカシアのフルコースを揃えるのが目的ですが、以降はキャラも多く、かなり展開がごちゃごちゃしてきます。
とにかく熱く、シリアスな展開が続くのですが、食材が巨大化し、話が地球規模になります。
時間の流れが異なる空間や、「魂の世界」と呼ばれる別空間が現れたあたりでついてこれなくなったというのが正直なところですね。
序盤から張っていた伏線の回収が行われた結果ではあるのですが、個人的には中盤までの、不可思議な食材を追い回していたあたりが良かったです。

小松の成長も本作のポイントの一つで、幻のスープ・センチュリースープを完成させ、調理が非常に困難な薬膳餅の簡単な調理法を編み出して大勢の人の命を救います。
なお、小松は鼻の穴の大きな小男なのですが、彼がある意味で天然ジゴロで、トリコたち四天王全員からモテる描写があって、ぶっちゃけたところなろう系っぽいです。
ただ、女性キャラが極端に少なく、いたとしても節乃や千代などのおばあちゃんキャラの印象が強いです。
小松とくっつきそうな女性料理人・ののも終盤登場したのですが、結局ラストまで小松はトリコとコンビなので、小松は女性からモテる描写の無い(野郎からはある)なろう系主人公ですね。

基本はやはり今どき珍しいほどの王道バトル漫画でした。
43巻と長期連載ですが、少年漫画らしい少年漫画を読みたい方におすすめします。

トリコ

レビュー(819)件

完結・全43巻

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