馬瀬あずさ

割とリアルでいいな〜って思った
甘くてリアリティのない恋愛漫画も面白いけど、水川先輩が飛び抜けてかっこいいとかでもないし、高校生男子のそれが感じられて良い。
そしてきゅんシーン多めで良し。笑

ただ最近はスクールラブネタに飽きたのか、読み返しまでは良いかな〜

主人公の世里奈は机に書かれた歌の歌詞を巡って見た目ちょっと怖そうだけどめちゃくちゃ優しい水川先輩と出会い、恋をして、少しずつ大人になっていきます。

高校生活の思い出、元カノや想いを寄せてくれる人、お互いの受験などで自然消滅寸前まで何度も危機を乗り越えて2人が大人になっていく姿は青春の切なさそのもの。
あっという間に過ぎてしまう時間に触れたい方にお勧めです。

少女漫画らしい可愛い絵のタッチですが、かなり際どい生々しくエロいシーンが少しずつ2人の関係の進展と共に大切に、でもちょっとずつ、水川先輩の優しさと世里奈のペースで進んでいきます。
高校生で彼女とイチャイチャしてて、それでもこんな優しくできる⁉︎ってくらい優しい水川先輩がマジで男でも惚れるくらい格好いいです。

ふたりのかけあいだけで物語が進んでしまうことが多い。
すぐ喧嘩するし、まいりました先輩ってより、先輩が主人公に負かされてること多い。先輩に惚れたのも、歌詞のことより後ろからの抱擁にそそのかされた感…。もうちょいゆっくり片思いの時間育んでほしかったし、この先輩ずるいな〜って場面ほしい。

いつの間にか一緒に花火したり映画借りたりお菓子食べたりしてしまってて、それだけで漫画の話数稼げるやん、なんでそこ省くん…？って不思議。ヒロインが野菜の名前言えないって気になるし…。ブロッコリーとカリフラワーとかレタスとキャベツとかかな。
あとプレゼントのネックレスについて、2つ買ったことに泣いて感動してる場面が謎い…。なんか愛情より物欲な雰囲気でいやらしく感じちゃう。ここでちょっと感情移入できんくて読むのやめました。この先輩にはキュンできんし、主人公も好きになれない。ごめんなさい。

表紙の絵に惹かれて読んだけど、絵柄が安定しないから、加えてガッカリ。でも絵自体は綺麗。足の描き方だったりシルエットが素敵でかわいい。