作品数:7
ファンになる仕事で外回りの途中、強い日差しのせいで倒れた“河童”の菊次郎を助けてくれたのは花屋の竜人。そんな竜人に菊次郎はいきなりプロポーズ。命を救ってくれた竜人に嫁ぐのは、“河童”一族のしきたりだという。互いに惹かれあい、恋人同士になったふたり。最初は邪魔をしていた菊次郎の兄・菖蒲も、今はふたりを認め、平和な日々を送っている。そんなある日、花屋にやってきたイケメンの客・隼が、常連客となりやがてバイトとして働くことに。そしてなんと竜人に「口説きにきた」と迫り……!? 電子限定おまけ付き!!
光岐は、製薬会社勤務のごく普通の会社員。三十路になってついた役職のため、仕事がさらに忙しくなり寝不足な毎日を送っている。ある朝、女子高生に助けを求められ、その手をとった光岐は、気づくと教会のような場所に。妙な格好の男に剣を突き付けられるが、聞いたことのない言葉を話すその男は、自らの指を切り、その血を光岐に与える。すると男の言葉が理解できるように。女子高生・まりあは、この世界にもたらされた聖魔力の持ち主“御遣い様”で、光岐は巻き込まれてしまっただけの完全なるお荷物状態。そして血を与えてくれた男・第二騎士団副団長ヴォルクは、何かと光岐の世話を焼いてくる。そんな中、手に擦り傷ができた光岐は、治癒術を施され、昏倒。ベッドで気付くと隣には大きな狼がいて……?