おおひなた ごう(本名・大日向 豪、1969年8月4日 - )は、日本の漫画家。秋田県羽後町出身。東京都世田谷区在住。男性。東京デザイナー学院卒業。代表作に『おやつ』『俺に血まなこ』『フェイスガード虜』、『犬のジュース屋さん』、『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』。デザイン会社に勤めた後退社、若林健次、高橋ツトム、戸田敦夫(現姓・二ノ宮 漫画家二ノ宮知子の夫)とバンドを組んでいた時期もある。マンガ家のタナカカツキ(タナカ塾)からマンガの通信教育を受けていた時期がある。1991年、『心はマリン』(『コミックギガ』別冊・まんが動物園)でデビュー。そのサイケデリックな作風から多方面から支持を集める。タイタンとも関わりがあり、爆笑問題らと共演したことも。『コミックキュー』に掲載されたコラボレーション作品『天使のわけまえ』では、親交のある漫画家高橋ツトムとの驚異の融合を果たした。2008年から「ギャグ漫画家大喜利バトル」を主催している。2013年から京都精華大学マンガ学部ギャグマンガコース特任教員。
週刊少年チャンピオン、TVBros.の連載など、多岐に渡る創作活動で人気の作家・おおひなたごうの、コミックビーム初連載作、遂に電子書籍化!10分1000円カットをしたり、ワープで遊んだり、配達先の星で駐禁取られたり、ブログつけたり、本来の仕事である宅配稼業もそこそこなマグロ便の面々。銀河を翔ける彼らが壮大な宇宙を舞台に繰り広げる無責任宅配ギャグドラマ、開幕!連載時に大反響を呼んだ「チクワの回」など11話+αを収録し、宇宙感溢れるキラキラ仕様でお届けします!※作品の表現や演出を考慮して、電子版は一部のページを改変しております。※
目玉焼きの黄身をいつつぶすか……散々考え通した末にたどり着いた新たなる主題とは!?編集者の星乃(ほしの)は、婚約者の一平(いっぺい)と幸せな日々を過ごしていた。しかし、ある出来事が星乃を不幸のどん底へと突き落とし……。今まで“さいごメシ”なんて考えたこともなかった。“さいごメシ”はただの食事なんかじゃない。もしかしたら、「私の人生」が詰まっているのかもしれない。それぞれの人生が浮かび上がる新感覚フードギャグ、開幕―――!
「君の恋心を刺激するメルヘン漫画の決定版」(著者のジョーク)という「少年チャンピオン」発のギャグ漫画である。ちなみにタイトル名の「おやつ」とは、当初単独で主役を張る予定だった少年キャラ「おやつ君」の名前から来ている。この本の表紙を飾っている愛らしい少年がまさに彼なのだが、性格があまりにまじめで前向きすぎるためにかえって突飛な言動に走ってしまう、困った子でもある。 <p> 本書には彼を含め10人を超えるレギュラーキャラが毎回入れ替わりで登場し、それぞれ異なる世界を展開していく。板を切って作ったお手製の「吹き出し」をいつも持ち歩く不良学生、風間慎や、唯一の肉親であり正義感溢れる刑事でもある兄の思いをよそに「ひったくった金を貧乏人めがけてバラまけたら」とひとり夢想する少女ノッコ、ふと気がつくと辺り一面がペンキ塗りたてだったり、銃撃現場で背中を撃たれていたりする謎の中年サラリーマン真中など、個性的なキャラがめじろ押し。カプセル玩具の販売機「ガチャガチャ」のようなコミックだと言えば伝わるだろうか。(中山来太郎)