学校では優等生を演じている中学生の少女・寿々木マルカはバケモノになった父親に、母親を惨殺された過去を隠していた。ある日、『仇徒(アダルト)』と呼ばれるバケモノに命を狙われたマルカはウサギのような姿をした仇徒のモチヅキさんに命を救われ、一目惚れをする。日常の闇に潜む、仇徒の存在を知ったマルカは様々な少年少女と巡り合う――。アニメ・特撮など数々の名作を担当した、至高の脚本家・高橋悠也が原作を務める予想もつかない究極の放課後バトル! バケモノ×少女の禁断行為の行き着く先は!? 誰も知らないの秘密の開幕――!!
人類対神。それは「文明」をめぐる争いだ!西暦××××年。「神」なるものが統(す)べるこの終末世界で、地を這うように生きる人間たち。数少なくなった人類だが、そんな中、カサゴは「神」を盲信し、上級の人間である「天使」になるため、命じられるままに人間から文明を奪い取っていくという文明回収業に手を染めている。一方、仕事の途中でカサゴが出会ったメバルは、「神」に対する猜疑心・反抗心を隠そうともせず、常にこの世界に対する疑問を呈していた。カサゴは自分を捨てた親を捜し、メバルは親の仇を捜しているという対照的なふたりが、「文明」に触れながら、この世界の構造を次第に知ることになる。ときに漫才か!と見まがうほど軽妙なセリフが飛び交う不可思議終末紀行!!