アントンシク

時代劇＋西部劇、という何ともごちゃごちゃした舞台設定な上、主人公の渡世人（巨乳美女）が行く先々で出会うイケメンにキュンキュンするというのがあらすじのよく分からん大渋滞漫画。

展開や要所要所の設定はベタで王道そのものだけど、その奇抜な組み合わせのおかげで、読んだことのない新体験が出来た。

そして何よりもこの作者さん、凄まじく高い画力を持ってる。
紋子の魅力もイケメンの破壊力もそうだけど、何よりバトルシーンの迫力が凄まじい。
画力が高いだけではできない構図と線の使い方。
絵が綺麗とかそんな次元じゃなく、力強いが柔らかさもあって、一コマ一コマ流せない。
アントンシクさんは、間違いなく他に替えの聞かない漫画家さん。

ただ、4巻の段階で組織、キャラ、主人公の境遇とか大風呂敷広げてるけど、これ全6巻なんよなぁ。
もう打ち切りの匂いがぷんぷんする。
面白いんだけどなぁ。

恋情という心揺さぶるときめきの為に、日本一の夫を探して長脇差で渡り歩く女渡世人の旅を描くぶっとび少女漫画（？）。
この作者、ほんと時代劇好きね

和風西部劇。
熱のある絵と勢いで描かれる主人公の恋探しを応援する漫画。恋に恋する様を楽しめればハマると思います。

王道のワクワクするファンタジーなんだけど絵で敬遠されがちかなと思う
でもあんま人気出なかったことで8巻という長編映画くらいの尺に収められて丁度良い塩梅になった
隠れた名作なので是非読んでほしい
もう内容忘れたけど