作品数:3
ファンになる角川ホラー文庫の同名人気小説(櫛木理宇著)を原作にしたコミカライズ作品。主人公の八神森司は極端な怖がりであるにもかかわらず、困った事に幽霊が「視えてしまう」体質の大学生。片想いしている美少女・こよみのそばにいたいがために、彼女が籍を置いているサークル“オカルト研究会”に不本意ながら森司は入部する。だがその“オカ研”は学生たちの、霊に関する困り事、悩み事、心配事などが次々と持ち込まれる心霊駆け込み寺の様相を呈していた。持ち込まれる案件の相談を聞き、奇怪な心霊現象の謎にせまるべく事件に挑む“オカ研”所属のクセのあるメンバーたち。彼らに引きずられるようにして、いやいやながら行動を共にせざるを得ない森司のかたわらには、思いを寄せるこよみの姿があった。頼りない霊感を駆使して森司は心霊現象の裏に隠された真実をさぐりつつ、こよみを邪悪なモノから守ろうと奮闘するが……。弱気なヒーローとクールビューティーなヒロインの、じれったい恋の行方から目が離せない青春オカルトミステリー。『Nemuki+』連載中の読み切り連作をコミックス化。16ページの描き下ろし作品を収録。
2022年夏、連続ドラマ化。原作・櫛木理宇(『死刑にいたる病』)、作画・河野那歩也(『監禁嬢』)のパニックサスペンス。一九七九年・六月。亡き妻・節子の田舎である鵜頭川村へ、三年ぶりに墓参りにやってきた岩森明と娘の愛子。突如、山間の村は豪雨に見舞われ、一人の若者の死体が発見される。村の有力者・矢萩吉朗の息子で問題児の大助が犯人だと若者たちは息巻くが、矢萩家に誰も反抗できず、事件はうやむやとなる。抱えていた家同士の対立が顕在化し出し、若者たちは自警団を結成する――。孤絶した村で巻き起こる狂気の惨劇。