ものすごく共感できる、老若男女におすすめの傑作です!四十代女性が直面する体調の変化や人間関係のあれこれに、笑ったり涙したりしつつ うなずきすぎて、私は首が太くなりました……!――三浦しをん、絶賛!!歳をとるのは怖いですか?~切実に生きる女子たちの心に寄り添い、そっと背中を押してくれる本。~20代ほどがむしゃらじゃない。30代ほどノリノリじゃない。40代で直面する、心と身体の変わり目。立ちはだかる40代の壁。突然の病気、更年期障害、取れない疲労、働き方の変化、お金の不安、これからの人生プラン……私のあしたはどうなるの!?本奈多子(ほんな・さわこ)、42歳、独身。映画宣伝会社に勤め、ハードワークをこなす日々。ある夜突然、心臓の動悸が止まらず、体が冷たくなって……。もしかして私、更年期障害かもしれない!?苛々したり、涙腺がゆるんだり、おばさんと言われて悲しくなったり。心身の変化に戸惑いながら、迷いながら、私たちは、あしたを生きる。
嫉妬深い毒舌の先輩作家×健気な元アシの売れっ子作家 ラスト40ページ、ただただ祈るように。 余利計一は健気なほうだ。 先輩作家・宇郷悟が好きだったが、 セフレのような扱いに甘んじている。 宇郷という男は、 嫉妬深い・卑屈・毒舌と3拍子がそろう 性格の悪い男で(そしてセックスはねちっこい)、 ファンでアシスタントだった余利に手を出したあげく、 余利が100万部超の大ヒット作家になるや その腕から放り出したのだった。 そして余利が泣いて泣いて立ち直った頃に 宇郷はなぜか再び現れ、肉体関係は復活。 ふりまわされて心を痛める余利はーー?
わたしの中を轟々と通り過ぎていく、いろんなもの達。 美人不動産屋に紹介されたワケアリ物件の秘密とは?(『くうねるところにすむところ』) ひとりの青年が義理の姉と過ごす奇妙な数日間。(『まちがいはありません』) 亡くなった祖母の家で少女が見つめる母子の関係。(『ちょきん、ぱちん、すとん。』) これら“おうち”にまつわる三部作を一挙収録。また、恋や性に揺れる思春期の少女を描いた物語群『あたたかい肩』、『青緑を飲み干す』、『サーフィス・テンション』なども収録。 俊英・雁須磨子がゆっくりじっくり描き溜めた珠玉の読切作品集。