いとをかし、いけめん居候コメディ。藤原沙織(ふじわらさおり)さん(27)都内在住OL『コレ、最近の話なんですけどー、部屋に突然現れた男が“光源氏(ひかるげんじ)”らしいんです。そう、平安時代のアレです、モテまくり貴公子のお話『源氏物語(げんじものがたり)』の主人公。最初、コスプレ不審男だと思って金属バッドでブン殴っちゃった手前、しばらく面倒みることにしたんです。それからほぼヒモ状態なんですけど、すごく優雅で悪びれなくて…。なんか毎日楽しそうにしてますよ。ツイッターに和歌とかあげてて、フォロワーもそこそこいるみたい。女の人はホント好きですねー、彼。だけど私には手を出してこないんですよね。あっでも手を出されたいとかじゃないんですよ。まあ、なんかワケが分かんないまんま、美形のニートに住み着かれちゃったなぁみたいな…?』平安貴族がタイムスリップ!? 平安貴族は働かない。ニートなの? ヒモなの!? ゆる笑な毎日と、美しい和歌に、いいねボタン必須!!
「一足30万から」。一条歩、職業・靴職人。12歳でフィレンツェに渡り、17歳から名門下の靴職人として働いた青年は、22歳の今年、東京にひっそりと店を構えた。その名は“IPPO”。極上を知る青年の店は、安くはない適正価格をとるが、上客、珍客、美しい客……とさまざまな客が訪れる。腕は確か、されど若造。そんな靴職人青年の手仕事ストーリー、はじまりはじまり。