高野ひと深さんの作品の書影

高野ひと深

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510

4.5

2巻まで読みました

このレビューにはネタバレを含みます。

女であるゆえの生きづらさに、日々新鮮に絶望するヒロイン・諫早依知。 そんな彼女の元へ、元同級生の正木蒔人が突然会いに来た。 15年前の出来事の礼に来たと言う彼を依知は警戒するが、独特なペースで生きる蒔人は依知を全くおびやかさない。凸凹なふたりは互いに助け合う仲になっていき…?

高野先生の覚悟を感じる作品だなぁと感じた。女性であるがゆえの生きづらさ、男性からの性的目線などめちゃくちゃしっかり描いていらっしゃる。そのため、男性が全員悪で、蒔人みたいなイレギュラータイプは正とされてしまっているので、そこに疑問や批判を言う人がいるだろうなぁと思いました。フェミニズムをテーマとしているため、それぐらいの表現は必要になってくるとは思うので、そこの点含め、この作品を執筆するのに相当な勇気が必要だっただろう、と感じました。そんな先生の熱量が感じられる良作です。

しかもただただ女性の生きづらさを描き続けるのではなく、SFチックな要素を1巻のラストに出してきて、続刊を買わざるを得ないストーリー展開になっている…!!フェミニズムを説くだけだったらただの評論にすぎないけど、しっかり"漫画としての面白さ"を盛り込んでくれています。

"エンタメばかり選んでいたら人は死ぬ"そんな考えに至ったこともなかったので、すごく考えさせられました。エンタメを積み重ねていけばいずれ人は耐えられなくなる。怒りたいときに怒りを選択できなくなるなぁと。
ぜひ、一度読んでみて考えてみてほしい作品です!!

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