岡本一広

5巻完結です。
透明病にかかると、体が透明になったり半透明になったりする。自分の存在は他者に認識されることで確立されると言ったのは誰だったか。
もしも恋人が透明病にかかったら、あなたは変わらず愛することができるでしょうか。

当たり前のことを尊いものと改めて認識させてくれる。見えるものより見えないものの方が大事。
いい作品です。

透明病という、体の一部が透明化していき、数日経つと完全透明になり、また元に戻ることを繰り返す。そんな病気を抱えて生きている存在も薄いとされる少女とそんな彼女と出会った少年の話。
ええ話やでー。架空の病気でここまで不安を煽れるのはすごいと思う。