宮下あきら

今読むと1980年代特有の空気を感じる古き良き漫画。
真面目にやってるのにギャグを感じてしまう現代版真面目なボーボボみたいな。
今日の敵は明日の友でどんどん死ぬ(?)
でもこの前敵の奴が味方になって死んでも、うわぁー死んだーってほど感情移入しない。
バトルはあっさりしていて、やられて必殺技出して破られて新しい技出してとかなくすんなり終わるため読みやすい。

バトルのルール作りと民明書房にただただ感心する漫画。

2〜4、9、20〜23、27、32、34ない

型破りで滅茶苦茶なボギーだが、ここぞと言うときに見せる漢気がシブい。

筋肉が唸り、血と汗が流れ、どんな苦境でも乗り越えて行く漢達を描いた漢の教科書。

ある意味伝説の漫画。
勢い、ライブ感が重要だった80年代のテイスト。
そのライブ感をリアルタイムで読んでいたかどうかで点数は変わるだろう。
冥王島の後半はネタ切れ感も半端ないけど、さまざまな必殺技や世界各国の達人集団には胸がときめく。

こういうのでいいのかも

男塾のスピンオフは大体原作のオマージュでお茶を濁し、既存のモデルキャラをあくまで新キャラ、外伝キャラとして活躍させ、原作の名勝負をもう一度やらせたりで書いてる漫画家のオリジナリティが皆無に等しいと言える。しかも、原作から人気キャラのキャラクター性をいろんな意味で崩壊させる。
ある意味原作愛のある作りで原作まんまでいいだろうという惰性がよく出てる作品。

清々しい程に、はちゃめちゃな作風ではあったと思うが読めば読むほど癖になる印象を受けました。
死んだと思っていたら生きてました、戦い終われば仲間になるパターンを繰り返しているのにも関わらずなぜか許せてしまうのは男塾ならではなのだと思います。

これほどぶっ飛んでいる世界観ではありますが、主要キャラはかなり男気がある人ばかりなので好きになる事ができました。