時は1920年代末。16歳の万里子は父の借金を返済してもらうのとひきかえに、幼少時からの憧れで、30歳も年上の俊と結婚、オリエント急行の旅に出る。しかし翌朝豪華絢爛な車中でインド人青年のニーラムらと出会った翌朝、思いがけない悲劇が万里子を襲う…!
宇佐見一子は十五歳の家出少女。行く当てもなく河原で佇む一子の前に、お面を被った少年・古白が現れた!驚き気絶した一子が次に目覚めた場所は、古白を始め、超個性的な人間たちが共同生活している館で!?突然!同居ラブコメディ☆
『ディアマイン』『てるてる少年』の作者さん。おねショタ好きなイメージがあった(すみません)けど今回は同い年…ん、でも精神年齢はお姉さんと少年て感じもする。 ずっとお面をつけている中々にインパクトのある少年古白と、色々あって家を出たいちこ達とのちょっとずつ成長して理解し合って…な物語なんだけど、登場人物がそれぞれに寂しさを、抱えてる感じがあり。 この作者さん、絵柄も個性的だけど話運びもちょっとクセがあるというか、1から10を、説明タイプではないので余白を楽しめる時もあるけど、理解が追いつかなくて考えなきゃいけないときもちょいちょいある。私だけか? トムくんの投入がちょっとテコ入れ感感じてしまったのと、ほかの人物達の恋模様が仄めかされてるんだけどハッキリとは描かれてないから気になる…のが気になる。 古白がお面をついに外す!という時は、幼少時の顔を知ってるとはいえドキドキしたね〜。 「イタズラして」の場面で最高にドキドキしました。幸せになれよ。
by チョコ (31)