自分に自信が持てない女子高生ファン×同級生トップ女優の歪(いびつ)なカンケイ中学2年生の冬。街で見かけたポスターに写った黒髪の少女・名雪澄花に一目ぼれをして、以来憧れの存在として彼女の追っかけをしていた日向いと。けれど高校生になったある日、澄花と出会い、自分を支えてくれていた理想の澄花との乖離にショックを受けたいとは…「私が あなたを 作ってあげる」
サイハテと呼ばれた地にある調査機関「スフィア」。そこには養成学校があり、ブルーチルドレンと呼ばれる子供達を養成していた。彼らは、特殊能力を植えつけられた子供達…しかし、その施設は3年前、爆発事故を起こし、その姿を失った。ブルーという特殊な力を持った僕たちの物語開幕!
いつも上の空のマーガレット・シルバー公爵令嬢。早くに実母を亡くした彼女は家人に虐げられ、婚約者のキース王子は義妹のシンシアが流した根も葉もない話を真に受けている様子。そんなマーガレットを支えてくれているのは、幼い時から彼女にだけ見えていた妖精たち。だけど、それは亡くなった母と2人だけの秘密。いつか彼女を“妖精の愛し子”だからではなく、1人の人間として見てくれる人と出会えるまでは。
早くに実母を亡くした彼女は家人に虐げられているヒロイン・マーガレット・シルバー公爵令嬢。彼女の婚約者であるキース王子は、のシンシアが流した根も葉もない話を真に受けている様子。そんなマーガレットを支えてくれているのは、幼い時から彼女にだけ見えていた妖精たちだった。しかし、妖精たちと話す様子を、伯爵家の堅物・ルイスに見られてしまい…? 圧倒的に仲間が多いタイプのシンデレラストーリーで、キース王子や継母、義妹がどんなにマーガレットを虐げても、マーガレットの方が味方がたくさんいるんだぞ!という絶対的な安心感を持ちながら読めます。妖精さんがマーガレットに危害を咥えたら、すぐにいたずらしてくれたり、嫌いと言ってくれたりするので、ちょこちょこざまあ展開があるからかもしれません。 タイトルのに「婚約破棄」と入っているのにもかかわらず、そのアクシデントが起こるのは2巻になるので、出鼻をくじかれた感はありますが、妖精さんたちとのかわいいやり取りや学園の友人たちのやりとりに癒されていたらそんなことはどうでもよくなります。 今後よりざまあ展開が待っているかと思うと楽しみです。
by れとれとさん (956)