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江戸は深川、仲町にて損料屋・出雲屋を営む、お紅と清次という姉弟がいた。 損料屋というのは、日用品から骨董品、そして美術品とありとあらゆる品をいくらかで客に貸し出す商いのこと。 ただこの出雲屋が取り扱う道具たちが、他の店のものと一味も二味も違うのは、作られてから百年以上が過ぎ、魂を宿した「つくもがみ」という一種の妖のようなものになってしまっているところ。 お客の元に貸し出されては、色々な話を聞いて来て、噂話を繰り広げる「つくもがみ」たち。人が良く情け深いお紅と清次は、そんな「つくもがみ」たちの力を借りながらこの町で起こる大小さまざまな騒動を解決していく。 江戸の町に花開く「つくもがみ」と人間たちとが織り成す悲喜こもごもの人情噺、骨の髄までとくとご堪能あれ―――。

『しゃばけ』の書影

しゃばけ

3.18

281

発刊: 2018.3.1 ~

完結・全4巻

シリーズ累計270万部突破の人気小説「しゃばけ」が漫画化! 江戸の大店・長崎屋の若だんなはめっぽう体が弱く外出もままならない。しかしそんな若だんなの周りにはいつも“妖”の存在があった。ある夜、若だんなは手代達の目を盗み出掛けた先で、人殺しを目撃してしまい……!? か弱い若だんなと妖たちが繰り広げる、大江戸人情推理帖!

『八百万 新装版』の書影

八百万 新装版

3.00

210

発刊: 2015.3.3 ~

既刊1巻

『八百万』の書影

八百万

3.00

196

発刊: 2010.1.4 ~

既刊1巻

江戸は神田。町人たちのいざこざを奉行所に代わり調停する役目を持つ町名主の跡取り息子・麻之助。ある日、お気楽者と知られる彼の元にとんでもない難問が持ち込まれた。太物問屋の娘・おのぶに子ができたという。その相手はなんと麻之助だというから大変だ。身の潔白を証明するため、父の代わりにこの騒動の真相を探ることになったが…!? 「しゃばけ」の畠中恵原作のお江戸人情ミステリーを完全漫画化。このコミックスでしか読めない畠中恵かきおろしエピソード「味くらべ」も収録! (文春文庫刊『まんまこと』より)

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