甘詰留太

もっともっと見たかった！最高でした！

流石の一言です。さいこうでした

背徳的。

記録

甘詰先生の作品なら、『ナナとカオル』、『短編集　きっとすべてがうまくいく』、そしてこれかなと。

主人公の独身寮仲間が飲み屋のトイレで言う
「オレ達　ホレられる女できるだけでもラッキーなんだよ
なんとか…さ　ホレた彼女と結ばれてほしい…なんて
違うな！かっこつけてんなオレ　違ェよ　…オレのためだ！オレが変わるためだ
…ホント　勝手な話だけどさ　けど…もし　もし　ケータが結婚できたら
オレだって変われると思ったんだよ」
というセリフ。
「オレのため」。
「推し」文化というものの本質の一面を鋭く捉えているような感じもする言葉だ。

SMが学べます

一夏の番外編、と言いつつ、本編と合わせてよんだほうがいいやつ。
本編よりちょっとアダルティで読み応えあった。

ナナカオ完結編。
やっと！2人の気持ちに決着着いた。良かった。
もっと続きを読みたいし、世にSMネタはまだ十分ありそうだけど、ダラダラ続くよりはいいんかな。

高校生がSMによって息抜きするマンガなんだけど、心理描写がしっかりしてていい。
エロとしてじゃなくて、心の解放の為にSMが必要、とかピュアすぎる。いやまあそこそこエロいんだけどね。
真面目で優等生のナナが、抑圧された感情や頑張りすぎてしんどくなった時に、緊縛や拘束、スパンキング、犬になる、様々なプレイで気持ちを解放する心理描写がすごく丁寧に描かれてて、こっちまで泣きそうになる瞬間がある。SMが好きになってしまいそうなマンガで、SMと凄く真面目に向き合ってるなーという印象。

くどい位の心理描写が光る。