クズ執事×箱入りお嬢様!? お嬢様、お気をつけて… この男、人間のクズにつき。 箱入りお嬢様の椿に仕える、品行方正な執事・和巳。 しかし、それはあくまでも彼の"表”の顔でしかない。 素顔は女遊びとパチンコをこよなく愛するクズだった。クズでしかなかった。 そんな折、数奇な偶然から和巳は椿に"裏"の顔を見初められてしまう。 恋に盲目となったお嬢様から繰り出される、執拗なまでのラブアタック。 自己保身のため、和巳は椿を拒絶しようとするが、 なぜかうっかり椿にキスをしてしまって…? 奇才・桜田雛が描く、美しくも可笑しすぎる新境地。偏愛系年の差ラブストーリー!!
胸がまた大きくなった。大好きな幼なじみ・太郎くんは、あたしの胸が大きくなったと嗤(わら)って、そしてイジワルに言う。『やっぱ胸は、ほどほどの大きさがいいよな』オシャレした私を見て、バカにしたように言う。『おまえ、俺にどうされたいの?』…好きになってもらいたいの。その気持ちを、あなたは今日も、嗤う…。
腹がたつと頭が真っ白になって、すぐに手をあげてしまう癖がある琴(こと)。そんな彼女の心がやすらぐのは幼なじみの恭平(きょうへい)と一緒にいる時だけ。そんなある日、恭平に彼女ができたと知らされた琴は――? 雛ちゃんが贈るリアル恋物語(ラブストーリー)! ●収録作品/初恋に溺れた/sweet cool/呪怨的な彼女
「好きでもない女と結婚する。それが公達として生きるということならば、まるで死と同義だ…!!」花と見紛うばかりの美しき皇子・光源氏。幼き頃、母・桐壺の更衣に先立たれ、臣下に落とされたその胸の内に宿る孤独を知る者はいない。母の面影を追い、初めて恋い慕った藤壺の女御は、父の妻であった。当然ながら藤壺と添い遂げられることはなく、光は左大臣の姫君・葵の上と… ―――光源氏は、果たして本当に清く美しいだけの貴公子だったのか? 千年語り継がれる歴史ロマンスを、奇才・桜田雛が新たに紐解く。美しくも黒き「桜田源氏」の愛と陰謀を描いた、超訳・源氏物語。
格好良くて優しい人気者。そんな健人(けんと)に告白されてつきあい始めた彩(あや)。 ところが、はじめて遊びに行った健人の家で出会った、遊び人の腹秋(はらあき)に強引に口説かれて…? 「こんなのダメ…!」と、唇は分別を持って断るけれど、多感すぎる体は、激しく彼を求めてしまい…!!! 揺れる少女の日常をエロティックに描く、桜田雛のSPICY連載待望の単行本化!!
鬼才・桜田雛が描く妖しくも美しい恋愛絵巻。表題作を含め4作品を収録。桜田ファンには見逃せない濃密な味わいの最新短編集。