高橋慶太郎

ぶっ飛んだガンアクション漫画といえばBLACK LAGOONと本作があげられるであろう作品。
双方微妙にベクトルが違うので比較するのも野暮ですね。

少年兵ヨナと若き女武器商人ココの出会いから始まる、ドンパチお色気軽妙なギャグ目白押しの本作。
基本的に男性キャラは脇役で、主要キャラは女性です。ココを筆頭に部隊の兵士や南博士、強い女性は美しいです。

裏社会のドンパチが好きで、百合に抵抗がないならオススメ。
高橋さんは独特な台詞回しで説明が雑いところがあるので、流し読みしたい人にはオススメ出来ない。
キャラも魅力的だし、組織の関係性も面白い。終わりらしい終わり方じゃないからそこが賛否ありそうだけど、ストーリーというよりはノリを楽しむ作品。それを許容できるなら楽しめる筈。

ヨナとココが優秀で可愛い。

ココの陰謀に周りが気づきだしてからが雑な感じがした。

ヨルムンガンドが面白かったと思って読むとシナリオが薄い。
バトルシーンとかキャラは悪く無いのが勿体無い。

fateみたいなファンタジーなのか、漫画でわかるビジネス入門！なのか、なに漫画読んでるかわからなくなる不思議な読み口。
登場人物みんなちょっとずつズレてるのもいいし、サーヴァント的な偉人がお金にまつわる偉人なのもおもしろい。

メイドさん殺し屋に政府の特務員殺し屋に８９３の殺し屋、
出てくる殺し屋全員女子高生というてんこ盛りパラダイスや！

近代軍事開発競争の行き着く先は？
という思考実験に物語を加えたような作品。
無駄なしテンポ良しキャラが立ってて締め方も凄く綺麗で完璧。
裏テーマ「女性は偉大である！」

南米からスカウトされた殺し屋、ヤクザの親分とボディガード、巨大企業の闇を担う殺し屋…などなど凶悪な女子高生達のドンパチ！！ほぼ全編、この女子高生ズと、プロの殺し屋のお姉さん等の殺し合い。男は刺身のツマ程度。
武器、銃器の描き方は流石！ストーリーはあって無きが如し、彼女達のスピーディー&スリリングなアクションを楽しむべし！！！

戦争をこの世界から根絶するためには？

…という命題に正面から取り組んで作者が出した答えなんだと解釈しました。

デッカいビジョンを持って実現させる人間は男女問わずカッコいいなと気づいた作品。
お気に入りはバルドラ駆除回と、キャスパーの「この世から武器がなくなると、本当に思うか？ココ。」