3.49
591
発刊: 2021.02.18 ~
既刊5巻
新刊通知
a――ダンジョンで働く事になってしまった――シーフギルドに所属する少女・クレイ。父から厳しい教えを受け、鍛錬を積んだ彼女は前人未踏とされるダンジョンの地下8階を踏破。さらに深層へと向かうが、そこで待ち受けていたのは…管理人を名乗る魔法使いで!? 双見酔が描く、秘められし迷宮の裏側の世界。
3.29
138
発刊: 2021.03.17 ~
既刊1巻
新刊通知
a現役書店員が描く書店あるある。 うっかり者の新人、微妙に拗らせてしまったベテラン、ほどよい温度の店長たちが、 次から次へと来店する、ほどよい温度でクセが強いお客さんたちを華麗にさばきます。 ほどよく頑張ってほどよく幸せな書店員たちの愛すべきあるある。
「ふわふわ」、「もぐもぐ」、「あんよ」。転校生の神崎凛々はスケバンの南雲あつ子に〈かわいい言葉〉を言わせたくてしょうがない! 80年代を舞台に女の子同士の友情や恋を描く、キュートすぎるスクール・ラブコメディ!! コミックス描き下ろしエピソードも収録。
こういう、80~90年代風のアートスタイルを採用したマンガがかなりいろいろと出ているけど、舞台までその年代に設定しているのは珍しい気がする。 そしてそういったマンガの中でもこの作品はかなり芸が細かいように思う。たとえばちびキャラのデフォルメとか、効果音の言葉選びからフォントに至るまで、単に「絵」でなく、マンガの文法までコピーしているような。 そして大事なことは、この一巻の後半に行くにつれて、単なる日常系からわずかに浮き上がるような展開が生まれていくこと。この展開自体はそこまで特殊なことではないんだけど、ただ、80年代という時代設定を考えると話が変わってくる。 大澤真幸の『革命が過去を救うと猫が言う』を思い出す。 その人たちは、確かにそこにいたのだ。 そのとき、いないものにされていたとしても。 そこに生きて、そこで笑い、そこで恋をしていたのだ。 このことを描くためにあえてこの設定を採用しているのだとしたら、それはとても意味のあることだと思う。
by 鈴木 (34)