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鈴木出版
3.00
211
発刊: 2013.12.06 ~
既刊1巻
新刊通知
仏教で説く「地獄」とはどんな世界か?この興味に、カンダタの地獄巡りの体験が生々しく答えてくれる。あらゆる悪行を犯して地獄に落ちたカンダタが見たものは、絶え間なく残虐な刑罰を受けて苦しむ八大熱地獄の罪人たちの姿だった。極楽からそんなカンダタをご覧になった阿弥陀仏は、過去に彼が一度だけくもの命を助けたことを指摘し、地獄のカンダタに向かって一本のくもの糸を垂らされる。しかし…。
162
発刊: ~
既刊6巻
後におシャカさまとなられる予定のボサツは、他の天子たちとともに動物の姿となって地上に生まれ変わる。布施を請う修行者に、山犬、猿、かわうそは施し物を用意するがなにもないうさぎは火に身を投じて献じる。再び天に戻ったボサツたちは自分たちの行った布施の意味を話し合い、反省し合う。そして、さらに次の境界に生まれ変わって厳しい布施の修行を積む。
146
発刊: 2013.12.13 ~
看護婦美雪はガンを患う木元に出会った。病の中にも明るさを失わず懸命に生きる姿に、美雪はその理由を知りたいと思うのだった。かつては死への恐怖と絶望に心をとらわれた木元。なんとか助かりたいと、薬師如来に向かい一心にいのりをささげたとき心の安らぎが木元に訪れた。薬師如来がわたしたちに与えてくださる功徳とは…。美雪は木元の話に心動かされるのだった。
143
発刊: 1995.06.01 ~
文治三年(一一八七)四月、栄西は四十七歳にして再び宋に渡った。天台山万年寺で虚庵懐敞に出会い、臨済宗黄龍派の法をつぎ、帰朝。九州を拠点に活発な布教活動を開始する。そんな栄西を待ち受けていたものは…。宋の禅院で得た体験をもとに、『喫茶養生記』を著し、日本に茶を広めた茶祖としても知られる栄西。果敢にも二度にわたる入宋を果たし、わが国に臨済禅をもたらした栄西の情熱に満ちた生涯を描く。
135
5月の連休に軽井沢の禅道場「月光庵」に集まった男女7人。各々勝手な効用を期待するが、和尚はそんな人々を一喝する。
132
発刊: 1990.09.01 ~
村の祭りのにぎわいを見てもむなしさを感じ、そこに無常を見てしまうモクレンとシャリホツ。そんなふたりだが、やがておシャカさまと出会って弟子となり、教えに耳を傾け、悟りを開く。それぞれ神通第一、智恵第一といわれるようになったモクレンとシャリホツは、おシャカさまの両腕となって多くの人々を救い、さまざまな悪の手から教団を守り育てる。そのふたりの足跡をここに呈示。
131
発刊: 2013.08.30 ~
天台宗開祖・最澄が何を思い、何を成し遂げたかったのか。弟子・円仁の唐での求法の日々を通して、その願いを探る。
129
発刊: 1991.09.01 ~
平安仏教の二大宗祖、最澄と空海が現代に甦り、寺の跡取りで今どきの若者・太一たちと今日の比叡山・高野山を訪れる。
128
発刊: 1993.03.01 ~
「物事をあるがままに受け止め、前向きに生きる」一休さんの禅の精神を、受験生広美の姿を通しておもしろまじめに綴る。
発刊: 1993.09.01 ~
十八歳で仏門に入り、円通寺、国仙和尚の下で修行を重ねること十一年、良寛は遊の哲学を身につけついに悟りを得た。住み慣れた円通寺を後にし、さらなる修行の場を求めて諸国遍歴の旅に出る。寺ももたず、人を集めて法を説くこともなく、村人や童といっしょに歌をうたい、手毬をついて遊ぶ良寛。苛酷なる現実を遊の精神で教化し衆生救済してゆく禅者、良寛の足跡を辿り、遊の禅をあきらかにする。
127
発刊: 1992.06.01 ~
飲み屋で一杯やるうちに、おシャカさまの時代に迷い込んでしまった漫画家越宮飲助と編集者一斗樽蔵造。命をねらわれたふたりは、悪魔の誘惑に負け、おシャカさまに毒入りの乳がゆを供養してしまう。さまざまな事件に巻き込まれながら悪魔の正体をつきとめようとおシャカさまの後を追うふたり-。人間の内に潜むさまざまな悪魔を登場させ、悪魔とは何なのかをドラマチックに解き明かす。
124
発刊: 1990.06.01 ~
心の病を背負うユミは道ばたで地蔵参りをしている初老の男性伊作に声をかけられる。若いころやくざな日々をお地蔵さんに救われた過去をもつ伊作はユミの心の悩みに気づき、そのいわれや意義を話して聞かせる。お地蔵さんの慈悲とあわれみの声に過去を託し、閉ざれた心を開いてゆくユミ。悩み苦しみの多い世の中でお地蔵さんの救いをすべに立ち直ってゆくユミの姿を描く。
123
発刊: 1995.09.01 ~
江戸の若き修行僧・円真は、周囲からケムたがられるほどの生真面目な性格。戒律を堅く守ってきた。ある日寺から文殊菩薩像が盗まれる。手口から犯人の目星はついたが、なかなか捕まらない。文殊菩薩は智恵と戒律の象徴。円真が崇拝してやまない大切なほとけさまだ。業を煮やした彼は岡っ引きにかわって探索行に乗り出すことになった-。スリルとサスペンス、そして奇跡。次々に襲いかかる事件に、円真は迷い、傷つきながらも何かに気づいていく。
538年の仏教伝来に伴い、崇仏派の蘇我氏と排仏派の物部氏とは激しく対立した。戦いは蘇我氏が覇を握るが、聖徳太子はそのような権力争いの中で摂政となり、みほとけの教えを礎に次々と大改革を行って日本を律令国家へと導いていく。しかし、その胸中には現実に対する厳しい洞察とみほとけの世界への憧憬が激しく彼をかりたてた。動乱の歴史を生きた太子の心のドラマをここに復古す。
122
発刊: 1992.12.01 ~
老人会の人々と西国観音霊場を巡る理恵。ここはかつて、健一とお見合いをした地であった。しかし、健一は断られることに臆病になり自ら縁談を断ってしまう。月日は流れ、清水寺で再会するふたり。ふたりは観音さまの慈悲の心、尊い姿に触れ、あるがままに生きることの大切さを学んでいくのだった。
121
大事な野球の試合を前にけがをした佳一は、祖父の三回忌法要にも出ず、ひとり部屋でふさぎ込む。そんな佳一の前に現れたのは世界中を飛び回っている考古学者のおじであった。おじは佳一に、世界のさまざまな民族の葬儀、先祖供養のしかたなどの話をする。先祖供養は今生きている人間のためにあることを説いて、生きる意味を諭す。おじのことばに、佳一は再び野球に夢を託し強く生きる決意をするのであった。
118
父の睦男が亡くなり、田沼家では息子の良さんが喪主となって葬儀が執り行われる。葬儀に参会した近所の人々の雑談の中で、仏事や戒名についてのいろいろな疑問がもち上がる。そこで良さんは、居合わせた友人の仏教学者、ひろさちやさんをみんなに紹介し、解説を頼む。その場は急きょ仏教教室と化し、戒名の意味や歴史、戒名にまつわるさまざまな知識などが説かれる。
117
発刊: 1990.03.01 ~
修一の名門幼稚園受験の準備に奔走する裕子は、お盆の帰省にも不満顔だ。しかし、いなかに帰って義母から、お盆の由来である目連尊者の話を聞き、「わが子だけは」という母の心に自分を見たのである。子どもを競争社会に駆りたてようとした自分の愚かさ、母親としての罪深さに気づく。そして裕子は、今まで生活の中で失いかけていた、たいせつなものを取り戻してゆくのであった。
116
有り金全部をばくちですり生きる望みをなくした勝五郎は、自殺を思い立つ。だが、”悟りを開かぬ人間がみずから命を絶てば、必ず地獄に落ちるぞ…”と止めに入った和尚から聞く地獄の話に勝五郎は死ぬのを思いとどまった。煩悩と迷いのこの世から、ほとけの悟りの世界に近づくための教えを学び、勝五郎は心を入れかえていく。布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智恵を生活に生かすすべがやさしく説かれる。
114
発刊: 1991.06.01 ~
京都の寺の歴史、いわれについての問題を解いて、オリエンテーリングで巡る修学旅行。夕日が丘中学三年B組八班の四人はみなバラバラでまとまりがない。一日目、清水寺、銀閣寺とまわるが成績は最下位。二日目は大徳寺、金閣寺そして空海、真言密教の道場であった東寺へと向かう。ここで見るまんだら。ほとけさまの集合体であるその図に自分たちもまんだらであると気づくのだった。四人の気持ちはかよい合い一つになる。
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