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発刊: 2013.09.06 ~
完結・全1巻
新刊通知
aゴローコーこと水戸黄門(みと・こうもん)の全国漫遊記を、面白おかしく描いた時代劇4コマギャグ。水戸藩邸で家来から、全国行脚してご政道に泣いている民がいないか見てまわる事を進言されたゴローコーは、そういうのは好かんときっぱり断る。しかし家来に「若いムスメと知り合いになることもあります」と耳打ちされたゴローコーは……!?
アザコは十ほどの子供にしか見えなかった。けれども、貧しい漁村に生まれてから二十年を生きていた。穢れを知らぬ生娘のように見えたが、アザコは男であり、とっくに父親に穢されていた。父に捨てられたアザコは山中を彷徨い不思議な爺と出会う。そこは人の世に戻れぬ者が流亡の末に辿りつく鬼常叢。間引かれた赤子、棄てられた年寄り、不幸な福助、何かの足りぬ者、何かの多い者、憑かれた者、患った者が流れ着き、鬼となる。鬼、それは人が変化したもの、人の名残を残した異形。やがてアザコは爺の後を継ぎ、鬼のための提灯を作るようになる。子供の身体全てを材料とし、鬼の足元を照らしてその姿を隠す「童提灯」を…。