『第九の波濤』の書影

第九の波濤

3.57

2286

発刊: 2017.09.15 ~

既刊24巻

新刊通知

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進路、面舵いっぱい! 一路長崎へ! 東京育ちの海老原湊(えびはらみなと)は、父の十七回忌で 訪れた長崎で、釣り好き少女に一目惚れし、 彼女を追って長崎大学・水産学部に入学する。 しかし、なんと、彼女が進学したのは水産学部は水産学部でも、 「東京の」大学の水産学部。 愛しの彼女はいないけど、 毎朝の厳しい訓練は待っている…! 一体、何を希望にキャンパスライフを送れというのか!? 前途洋々とはいいがたい… 海を学び場にする水産学部一年生の、 夢と希望の大学生活は、荒波の中、いま出航!!!!

陸(農業・酪農)の銀匙とは対を成す本格海洋水産マンガ。 いかにも都会っ子でファッション好きの主人公が、訳あって畑違いの長崎大学水産学部に入学する青春マンガ。入学したての前半からは想像できない目を見張る成長ぶりで現在も連載が続いています。自然な形で主人公が友人達と共に学び先陣を切って進んでいく姿は後半になればなるほど予想以上に観ていて楽しくなっていきます。絵もストーリーも素晴らしいです。 内容もリアルかつ本格的でノンフィクションを観ているような感覚もありました。日本は世界有数の海洋資源大国であることを思い出させ、船で海を駆け巡る漁業や航海の現実やロマンをよく感じることができます。ただそうだからこそと言うべきか、途中100話を越えてからのある急激な展開は ここ暫く感じたことの無かったレベルの衝撃が走り震えました。 ちなみにLostManやファンタジスタなどサッカーマンガ⚽️で有名な作者 草場先生が、突如水産学マンガを連載スタートしたことは意外でしたが、おまけマンガの解説から 実は作者は舞台が故郷でかつ長崎大学水産学部出身で、さらに監修者の高谷先生は同期の友人で現役教授であることを知り、その専門性や地元愛溢れる内容に納得でした。/ 13巻読了

by シン (1394)
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