ツマヌダ格闘街

上山道郎

3.19

352

発刊:2007.03.09 〜

完結・全20巻

『ツマヌダ格闘街(1)』巻の書影
『ツマヌダ格闘街(2)』巻の書影
『ツマヌダ格闘街(3)』巻の書影
『ツマヌダ格闘街(4)』巻の書影
『ツマヌダ格闘街(5)』巻の書影
『ツマヌダ格闘街(6)』巻の書影
『ツマヌダ格闘街(7)』巻の書影
『ツマヌダ格闘街(8)』巻の書影
『ツマヌダ格闘街(9)』巻の書影
『ツマヌダ格闘街(10)』巻の書影
『ツマヌダ格闘街(11)』巻の書影
『ツマヌダ格闘街(12)』巻の書影
『ツマヌダ格闘街(13)』巻の書影
『ツマヌダ格闘街(14)』巻の書影
『ツマヌダ格闘街(15)』巻の書影
『ツマヌダ格闘街(16)』巻の書影
『ツマヌダ格闘街(17)』巻の書影
『ツマヌダ格闘街(18)』巻の書影
『ツマヌダ格闘街(19)』巻の書影
『ツマヌダ格闘街(20)』巻の書影
うにたべたいさんが読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.19

5件の評価

4.2

20巻まで読みました

ツマヌダ(妻沼田)市という架空の地方都市を舞台に、そこで行われるストリートファイトで強さを身に着けていく格闘マンガ。
太極拳やテコンドー、キックボクシング、プロレスリングやフルコンタクト空手などなど、様々な格闘スタイルを持つ強敵と戦い、技を練り上げてゆく展開です。

主人公は「八重樫 ミツル」という青年で、彼は格闘経験の無い、ひ弱な駆け出しのイラストレーターです。
家賃が安いという評判を聞いて妻沼田市を訪れた彼ですが、その街は、地域活性のため格闘技が盛んで、街中のいたるところでストリートファイトが行われているという恐ろしい街でした。
そこで出会ったメイドの「ドラエ」に、格闘センスを見抜かれたミツルは、補助金に惹かれて選手登録を行う。
選手に登録すると、ストリートファイトの試合を行う代わりに賃貸マンションに激安で入居可能になるなどの特典があります。
また、ストリートファイトを行う選手はリーグが別れていて、プロリーグに合格するとファイトマネーも発生するというシステムになっています。

ストリートを舞台にした格闘マンガですが、いわゆるケンカではなく、決められたルールがあり、必ずレフリーがつきます。
選手たちも、若干ダーティ・ファイトを行う選手もいますが、基本的にはスポーツマンシップに則った戦いを行うため、戦いに壮絶さのようなものは無いです。
戦闘スタイル、コツ、うんちく、そして、格闘技を日常生活に活かすような解説が基本となります。
内容的には、『グラップラー刃牙』や『ホーリーランド』、『エアマスター』などに近いのですが、女性キャラが多く、ライトでコメディタッチな描き口のため、普段そういったバトル漫画を読まない方にも読みやすい作品かと思います。

基本的には格闘技のいろはが描かれるのですが、終盤は親兄弟や師匠、ミツルやドラエの過去に触れる内容になります。
ミツルの過去、ドラエの出生の秘密等が語られ、また、序盤から登場したミツルのライバルキャラとなる「ジロー・王」の祖父や師匠とも因縁があることが判明するなど、終盤はかなりややこしくなります。
ただ、運動音痴だったミツルがまたたく間に格闘技術を身に着けていった理由や、ドラエがミツルに声をかけた理由について、伏線回収されているため、ストーリー上必要な部分だと思います。

なお、舞台となる妻沼田市のモデルは、千葉県の津田沼です。
津田沼に住んでいたことがあったので、津田沼に存在する場所をモデルにしたシーンでは懐かしさを感じました。
津田沼を知っている方は読んでみると楽しいと思います。

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